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ギリシャがEU圏諸国から新たな財政支援を受ける条件として求められていた、財政再建策の根拠となる法律の制定が16日にギリシャ国会で承認され、財政破綻の危機は当面回避されそうだというニュースが報道されています。 ギリシャ国会財政再建法案を可決 危機は当面回避、EU支援再開めざす EUから再三再四求められていた緊縮財政政策を断固拒否し続けてきたチプラス首相が、緊縮財政政策実施の可否を国民に問う国民投票に打って出るという奇策を実施したのが5日のことでした。そのわずか10日後の15日に国会で財政再建策に関連する法案を提出し、16日にそれを可決成立させてしまうギリシャという国。 緊縮財政政策を拒否するよう誘導したようにも見えたあの国民投票は、いったい何だったのだろうかと思えて来ませんか? 驚くべきは、わずか10日あまりで付加価値税(日本の消費税に相当)増税などの税制改革や、公務員の早期年金需給を制限する年金制度改革などの財政再建関連法案をかの国の行政府の役人が作ったということ。どこぞの国の霞ヶ関とか呼ばれる官庁街の優秀な役人も目を丸くしているに違いありません。 国民の4人に1人が役人で、労働は午前中まで、午後は昼食のあとは昼寝をして帰宅という国民性の国でも、さすがにギリギリの剣が峰に追い込まれては、数を頼みで昼寝どころか夜も寝ずに法案を整備したのではないかと想像します。 ・・・やれば出来るじゃないか!(笑! チプラス首相、貴国の国民は、とりわけ4人に1人いるという役人は、意外と優秀ですぞ。この際残り3/4の国民も、やれば出来る優秀な役人に習うべきではないか? いや、そしたら国民みんなが役人になっちゃおうってなことになりかねないのが、ギリシャという国のアキレス腱ではありますが。 ギリシャ神話に登場するアキレウスもチプラス首相の舵取りに、さぞかしアキレス腱を擦っているに違いありません。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年07月17日 13時32分52秒
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