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美男の代名詞とまで言われたフランスの名優アランドロンが俳優を引退するという話題が報じられています。 ウエブトピックスより、 アラン・ドロン、俳優引退へ フランスが誇る美男の代名詞 アランドロンといえば、だれでも彼に名優の地位を確固たるものとさせたフランス映画「太陽がいっぱい」を思い浮かべるでしょう。バックに流れるニーノ・ロータが手掛けた甘くて切ない哀愁漂う映画音楽も忘れることはできませんね。 地中海の沖合に浮かぶヨットの船上で行われた殺人、完全犯罪を確信した主人公の青年を演じたのが、若き日のドロンでした。 「太陽がいっぱいで最高の気分さ」と完全犯罪に酔いしれるドロンのセリフが、世界中で大ヒットとなった映画の題名になったのでしたね。 確か1960年代の前半の映画全盛時代のこと。東京オリンピック開催を控えて各家庭にテレビが急速に普及したのは、それから間もなくのことでした。 私はその急速に普及したテレビを見て育った世代でしたが、アラン・ドロンと「太陽がいっぱい」という映画については、子どもながらにもよく承知していました。 「太陽がいっぱい」のこんな思い出を一つ披露したいと思います。 テレビのバラエティー番組で、これほど腹を抱えて笑い転げたことはなかった。 ドリフターズの加藤茶がアラン・ドロンに扮して、ヨットの船上で舵を取りながら、なぜかスポーツ新聞を読んでいる。バックに流れるはあのニーノ・ロータの音楽。そこで二枚目をきどりながら、加藤茶がまじめな顔でこうつぶやくのでした。 「巨人が2勝、大洋が1敗(太陽がいっぱい)か・・・」 今の横浜ベイスターズが、当時大洋ホエールズという球団名だったということをご存知ない方には、なんのことかわからないでしょうけど。(笑! 最後に映画と舞台作品にそれぞれ1本ずつ出演してから引退する意向とか。引退の会見で、ドロンはこう述べたそうですね。 「この歳だし、ここまで俳優としてやってこれたし、もう終わりにする。(中略)人生の終わりではないが、キャリアの終わりだ」 「人生の終わりではないが、キャリアの終わりだ」なんて、ドロンが言うからこそ決まる文句。こんな名セリフ、もうスクリーンで聞けなくなるのかと思うと少々寂しい気がして来ます。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年05月10日 11時30分06秒
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