カテゴリ:今日あったこと
例年のことではありますが、皆さんは昨日24日のクリスマス・イブはどのようにお過ごしになられましたでしょうか? 今年は新型コロナウィルスの感染防止の観点から、自宅で一人ひっそりと過ごしたという方が多いのではないでしょうか。例年のようなバカ騒ぎはなかった。そういった意味においては、敬虔なキリスト教徒の方にとっては、昨晩は久々に文字通りキリストが誕生された「聖なる夜」に思いをはせ、静かなクリスマス・イブを迎えられたのではないかと想像します。 ではキリスト教徒が多いと思われるアメリカではどうかというと、今年はコロナ禍による特別な年であるなしに関わらず、キリスト教以外の宗教を信奉する人々に配慮して、公の施設や商店街ではクリスマスを祝う催し物を控える傾向が顕著になってきたということです。キリスト教徒でさえ公の場では「メリークリスマス」と言うのを控え、「ハッピーホリデーズ」という言い方をするのだとか。 そういったアメリカ社会の最近の風潮に対して、今度はキリスト教を信奉する人々から、どうしてクリスマスを公に祝えないのだ、「ハッピーホリデーズ」とは何ごとだという反発の声が上がって、一種の宗教戦争のような様相を呈しているというのです。クリスマスにバカ騒ぎをしてきた我われ日本人からすれば、俄かには理解しがたいと言わざるを得ません。 私事ですが、私の愛車は朝エンジンを始動すると、「おはようございます。今日は○月○日です」と音声で日にちを知らせてくれます。12月24日と25日は、「メリークリスマス!今日は12月24日です」などと、わざわざ「クリスマス」を迎えたことにまで言及する丁寧さです。 私の車はアメリカでも広く販売されている人気のある一般大衆車だと聞きますが、同じナビゲーションのソフトが搭載されていれば、やはり「Merry Christmas! It's 24th December today」などと言うのでしょうか? 持ち主がキリスト教徒であれば、日本製の車はなんと細やかな点にまで配慮されているのだろうと歓喜の声を発することは想像に難くありませんが、これがキリスト教徒以外の持ち主であったなら、「Damn it! Go to hell!」で済むならまだしも、車をボコボコに壊しかねないのがアメリカ社会と言えそうです。 私は妻が買って来てくれておいたクリスマスケーキ(キリスト教徒は、クリスマスにケーキを食べることはないそうですが・・・)を一日待てずに23日に童心に帰って喜んで食べてしまったくらいですし、年が明ければ神社に初詣にも行くつもりでいます。 しかしてその実態は仏教徒というものの、愛車が「メリークリスマス!」と叫んだところで、歓喜もしませんし、怒って車をボコボコにするなど勿論のことしようはずもありません。 穏やかな国に生まれ、穏やかなクリスマスを迎えられたことを素直に喜んでいます。ただ、コロナ禍だけは何とか収束に向かってくれないものかと、神仏に祈りたい気持ちでいっぱいです。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年12月27日 15時07分56秒
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