カテゴリ:ひとり言
死者の魂の復活を信じ死体をミイラにして保存しようとしたのは、紀元前3千年もの昔のエジプト人でした。死体を薬品で処理し乾燥させることによって、ミイラは腐敗することなく何千年もの間長い眠りにつくことが出来たのでしたが、私は思うのです。 もし魂が復活したとしても、かって宿っていた自分の肉体がこのように干からびてしまっていては、とてもそのような肉体に再び入って命を吹き返えらせようという気など起きないのではないかと。 しかし、これがクマムシの世界となると事情はまるで違って来るのだそうです。ただし、乾燥と冷凍の違いはありますが・・・。 ウエブトピックスより、冷凍クマムシ、30年の時越え蘇る 零下20度で30年以上保存されていたクマムシを解凍し、水を与えると見事復活し卵まで産んだというのです。しかも19個の卵のうち14個が孵化したというのですから、ミイラも羨む驚異的な生命力ということになりますね。 クマムシの寿命は数十日ということだそうですが、仮に30日の寿命として15日目に冷凍状態になったとすれば、このクマムシはどれだけ生命を延ばすことが出来たのかといえば、 30年 × 365日/年 ÷ 15日 = 730倍 15日 × 730 = 1万日 残り15日の命を730倍のおおよそ1万日保てたということになります。 80年は生き永らえることができるようになった現代人が、クマムシ同様その半分の40歳で冷凍になったとすれば、 40年 × 730倍 = 29200年 5000年もの間魂の復活を待ってそれが叶わぬミイラが、なんだか気の毒のような気がしてきます。そこで俄か考古学者( ← 私のことです)は考えました。 はるか5千年前太陽神を信仰したエジプト人は、フンコロガシを太陽の運行をつかさどる神聖な生き物としたそうですが、もしクマムシの存在とその驚異的な生命力のことを知っていたなら、フンコロガシには目もくれなかったであろうし、スカラベなども残ろうはずもなっかのではないかと。 ・・・いや、待てよ。クマムシは乾燥にも驚異的な生命力を維持することでも知られていますね。もしかしたら、古代エジプト人もカピカピに干からびたクマムシが水を得て再生することを知っていたから、それに習おうとしたのではないか? 5000年前のエジプトでは、マイナス20℃の環境を作り出すことは叶いませんが、乾燥なら容易に手にすることがきたでしょうから。 古代のエジプト人は、なぜミイラを作ったのか? それは驚異的な生命力を持つクマムシの存在を知っていたから。こんな学説を発表してみようかしらなどと、マジ考えたりしています。(笑! にほんブログ村 FC2ブログランキング 人気ブログランキング PINGOO! ノンジャンル お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年05月29日 11時50分04秒
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