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2022年09月09日
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今日の天気図を見ると、大陸に高気圧が幾つもあってその勢力圏内に日本列島はあるとも言えますが、太平洋上にも強い勢力の高気圧があって、両者に挟まれて弱い気圧の谷になっているとも見えます。その影響なのでしょうか、当地北陸富山は朝からどんよりした雲におおわれ、小雨もちらつく生憎の天気となっています。

暦を見ると明日9月10日は旧暦の8月15日に当たるそうで、夜晴れるようであれば中秋の満月が観測されるとか。

今私は「中秋」と書きましたが、「仲秋」とも書けそうです。調べてみると、「中秋」は陰暦8月15日のこと。「仲秋」は陰暦8月のことを指すようですから、私は15日の満月に言及していますから、「中秋」で正解だったわけです。「仲秋」の月というと、旧暦8月の月。すなわち満月に限らず三日月もあれば、半月もあるということになるのでしょう。秋の月ということですね。

我われ日本人は古より、月の満ち欠けに強い関心を持ってきた民族といえましょう。望月、十六夜(いざよい)、立待(たちまち)、十三夜、十五夜・・・と、さまざまな名称を付けていることからもわかります。秋月、冬月、朧月・・・などという文字を目にするだけで、無粋な私でさえ、心を突き動かされてしまいますね。

近年欧米から入って来た月に関することばに「スーパームーン」があります。これは地球の周りを巡る月の軌道が楕円であるため、同じ満月でも遠方にあるときは小さく見え、近くにあるときは大きく見える天文現象。現代人に限らず古の我われの先祖も目にしていたに違いありません。

確かに「大月」ということばはありますが、はたしてこれが月が大きく見えることからきているのかどうかはなはだ疑問です。私はまったくの不勉強で確信は持てないのですが、古今月を詠んだ歌は数多くあるにしても、「月が大きく見える」と感嘆した和歌はないように思います。


アメリカからやって来た友人に明晩月見をするから来ないかと誘ったら、当日そのアメリカ人が望遠鏡持参でやって来たのには驚いた。日本の月見の文化を説明するのにほとほと苦労したという話を、以前ものの本で読んだことがあります。


明日10日の晩は晴れてくれるといいですね。中秋の名月をめでたいものです。けっして「大きく見えた」などと言わぬように気をつけないと。(笑!


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この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。

「酒」と「そば」と


まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。

はじめに

小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。
「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」

そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。
ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。

・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。

日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。
そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。
「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。

まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?

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飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。

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世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。



ぜひご一読いただければ幸いに存じます。





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最終更新日  2022年09月09日 11時50分06秒


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吞兵衛な製麺会社社長が綴る・・・。

クスっと笑える蘊蓄が満載。酒の文化や歴史、
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