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愈々庵気まぐれ日記

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2019.07.26
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カテゴリ:心に浮かんだこと
戦後の半世紀以上、政治も文化も、猫も杓子も国際化・
グローバリゼーションを呪文のように唱えてきた。
ところがここ数年は逆に「**ファースト」がトレンドとなり
国も個人も自己中心に向かっている。

またトランプさんの兄弟のような人が出現した。昨日イギリス首相に
就任したボリス・ジョンソンです。EUから「合意なき離脱」も辞さないという。
一番の問題はアイルランド共和国と北アイルランドの国境問題である。
英国の正式名はGraet Britain and North Ireland United Kingdomで
イングランド、スコットランド、ウエールズは一纏めにするのに
北アイルランドは国名に記されており、
アイルランド共和国との関係が歴史的に複雑である。

ボリスと親しみやすい名で呼ばれる​Alexander Boris de Pfeffel Johnson​
英国王室の血を引くとも言われるが、もともとオスマントルコの末裔であり、
ユダヤ系ロシア人の血も引いており、自らを
​『るつぼからなる人間』
(one-man melting pot)と称しているそうだ。

さてさてこれがのブログの本題ではない。
新首相の妹は​
Rachel Sabiha Johnsonさん。彼女は著名な政治・社会
評論家でしばしばテレビ番組のコメンテーターとして出演している。
彼女はお兄さんとは正反対で強硬なEU残留派だが性格は似ている。
テレビの番組で「言葉で理解させられないので身をもって示す」と
カメラの前で裸になってしまった。つまり
EUを脱けた英国は裸同然
裸一貫、裸の王様、衣服をもぎ取ったこの私みたいだとの主張。​​​​
​​​​
​そして欧州議会にはBrexit反対、EU残留派から立候補するらしい。

この裸アピールの手法はRachelが最初ではなく、イギリスの著名な
経済学者でジャーナリストのVictoria N. Batemanさんがテレビやラジオの
番組で繰り返し​​Brexit反対のスローガンを体に書いて全裸になっている。
Bateman博士はケンブリッジ大学で経済学を講じており、
大学の教壇でも裸で講義したと伝えられている。​

イギリスにおける女性の裸運動は今に始まったことではなく
1970-1980年代動物愛護運動の一環としてミンクのコートを
脱ぎ棄てて公道をデモしていたことを思い出す。
こういった伝統はおそらく遠く中世の伝説 "Lady Godiva's Naked Drive” 
に端を発するものだろう。

イギリス中部の都市Coventry のMercia伯爵夫人(Lady Godiva )が
夫の悪政に耐えかねて過酷な税を免除するように進言するが受け入れられず、
「おまえが素っ裸で馬に乗り街を駆け抜けたらCoventry の市民からの
徴税を減じる」と冗談を言った。すると夫人はそれを実行してしまい
伯爵は約束を守ったという話である。

    (Wikipediaより)

その時Lady Godivaは長い髪を体の前に垂らして乗馬したが、
市民は夫人に敬意を払って背を向けてこの乗馬に立ち会ったという。
その時一人だけThomasと言う男が見てしまった。
彼は後に盲目になったというお話。そこから ”peeping Thom" と
言う言葉が生まれた、日本語では「出歯亀」「覗き魔」などの意。

              (Wikipediaより)     

私はたまたまCoventryに知人がいて街を案内してくれた時
街中にこの銅像があるのを見たことがある。

ここで話はまた話は一段飛躍する。多くの人は ”Godiva" 
と言う銘柄のチョコレートを知っているだろう。
Godivaチョコレートのホームページの一部を下に示す。




「GODIVA」その名に込められた、チョコレートへの想い

ゴディバの創始者ジョセフ・ドラップスと妻ガブリエルは、
レディ・ゴディバの勇気と深い愛に感銘し、1926年ベルギーに
誕生した自らのブランドに「ゴディバ」の名を冠しました。
以来、ゴディバはその愛の精神をチョコレートに込め続けています。
味わう人すべてを幸せで満たす芳醇な味わいは、人を思いやる深い愛を伝えます。ゴディバのチョコレートを味わうひととき…それは愛に満ちた時間です。


​​
イギリスの新首相からチョコレートへと話題を続けてきた。
イギリスの新首相・裸の伯爵夫人・ゴディバチョコと、当人は落語の
三題噺を気取ったつもりであるが果して出来は如何なものか。

​​​​





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Last updated  2019.07.28 09:55:11
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Re:Boris Johnson - 裸の淑女 - チョコレート(07/26)   GKen さん
ゴディバの話でまとめた手法には感銘しました。
ゴディバは、私の定番のチョコレートの一つで、いつもいただいていますが、Mercia伯爵夫人(Lady Godiva)に由来していることは全く忘れていました。ありがとうございました。 (2019.07.28 22:07:23)

Re:Boris Johnson - 裸の淑女 - チョコレート(07/26)   rakuten0811 さん
チョコレートの味は変わらないでしょうけれどBrexitはどうなるんでしょうか、大英帝国は過去のもの、ヨーロッパの孤児になりませぬよう。

もっともイギリス人の多くはイギリスはヨーロッパではないと思っていますね。
"trip to Europe""って普通に言いますね。 (2019.07.29 10:20:14)

Re:Boris Johnson - 裸の淑女 - チョコレート(07/26)   teapotto さん
コンニチワ―((*´▽`o)o゛―♪

ボリス・ジョンソン・・

さてイギリスはどうなるでしょう・・

私には無責任な男としか見えませんが・・

私・・

心拍数が一気に上るから

若い頃にマラソンや登山は無理ですと

お医者様から言われているんです・・

だから上りは本当にきつくて・・

下りは楽でした・・

登れたことに感謝です

(2019.07.30 12:36:39)

Re[1]:Boris Johnson - 裸の淑女 - チョコレート(07/26)   rakuten0811 さん
teapottoさんへ

私は80歳を過ぎてから不整脈に悩まされています。
そんなわけで過ぎし日の思い出を食べて生きておる昨今です。 (2019.07.30 15:41:46)


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