カテゴリ:春の歳時記
野川沿いの桜の花が散り、桜蘂がサイクリング道路に落ちている。この中で、真白い花が枝いっぱいに咲いている。通る人々がおやぁと不思議そうに見上げている。林檎の樹の二本のうち一本に「ヒメリンゴ」の名札がついていた。思わず島崎藤村の「初恋」を口ずさんだ。学生時代藤村に憧れていて、小諸を訪れたことがある。甘くもほろ苦い旅であった。 初恋 島崎 藤村 まだあげ初めし前髪の 林檎のもとに見えしとき 前にさしたる花櫛(はなぐし)の 花ある君と思ひけり やさしく白き手をのべて 林檎をわれにあたへしは 薄紅の秋の実に 人こひ初めしはじめなり 花林檎文学少女たりし日よ クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・春・植物、林檎の花・花林檎、島崎藤村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|