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November 21, 2008
カテゴリ：教育
 高校書道No.１で書いていますように、高校の芸術科・書道の講師を勤めていた時のことです。開校初年度、用務員さんが、結構大きな存在感のある厚い板を持って、よく私を訪ねてきました。 『土足禁止』と書いてください、と言って立ち去るのではなく、傍らで待っています。 授業のある曜日にしか私は行かないので、無理もないのでしょうが、生徒が書いている間に私は教卓で『土足禁止』と、どれほど書いたことでしょう。 つい先日、現在の教頭先生から、開校当時のことを伺いたいと、お電話を頂きました。 校門の学校名を書かれたのが高校時代の恩師で、その先生との出会いが今の私に繋がっています。 『土足禁止』の札も健在のようで、是非お尋ね下さい、と言ってくださいました。 『土足禁止』の札に再会を果たしたいと思います。 あたかもそれは、長い間会わなかった息子に会うような気がします。 初々しかったその札も、今では年月に耐えて深みを増し、新入生ににらみを聞かせている事でしょう。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
December 5, 2008 12:47:03 AM
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