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テーマ:日々自然観察(9874)
カテゴリ:昆虫(その他)
木を揺すったり、殺虫剤の類を噴霧したりすると、何か埃が舞い上がる様に、白い小さな虫が一斉に飛び立つことがあるのに気付かれている読者は多いと思う。飛翔力が弱いので風に流され易く、虫とは思わない人もいるかも知れない。これがコナジラミの成虫である。 写真は西洋クチナシに付いているもので、ミカンコナジラミの可能性が高い。しかし、その根拠は、クチナシにミカンコナジラミがよく付くこと、成虫の写真が良く似ている(コナジラミの成虫は皆同じ様な形をしている様なので、殆ど根拠にはならない)と言うだけで、同定に必要な情報は全く無いから、此処では単に「コナジラミの1種」としておいた。 体長は1.7mm~1.8mm、小さ過ぎて現在使用している機材の限界を一寸超えている。カチッとした写真を撮るには、等倍以上の接写が出来る機材が必要となる。
このコナジラミ、幼虫はカイガラムシのように初齢以外は固着生活を送ると言う。沢山付くと幼虫の出す排泄物が原因で、スス病の発生を見る場合もあるらしい。 しかし、我が家のクチナシにはそれ程沢山は付いていないし、幼虫は小さ過ぎて(一般に直径1mm以下の楕円形、乃至、円形)探しても見つからなかった。 もう5月下旬、そろそろクチナシにオオスカシバの幼虫が付く季節である。オオスカシバの幼虫駆除に使用するアースジェットの巻き添えを食らうのか、コナジラミは毎年夏になれば居なくなってしまう。 だから、我が家では特にコナジラミ対策は講じていない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.05.25 08:13:46
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