先日、一寸珍しい赤花のカルミア(メヌエット品種?)を紹介したが、今日のはごく普通の白いカルミアである。品種名をエルフ(Elf)と言うらしい。
かなり昔からある種類の様で、幹の直径10cm、樹高3m位の「大木」を見たことがある。また、私の住む町にも、高さ2m位の木を植えている御宅が何軒かある。
![カルミア(エルフ)1](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/03/0000387403/94/imge9af69bczikezj.jpeg)
咲き始めたカルミア・エルフ.周りの枝には花が着いていない(2008/05/17)
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この品種は赤花のメヌエットとは異なり、毎年10cm位ずつ成長する。しかし、やはり隔年開花になってしまった。今年は咲かない年だが、それでも幾つかの枝先に花が着いた。
![カルミア(エルフ)2](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/03/0000387403/00/imgc68878d4zik5zj.jpeg)
花を拡大.基本的に赤花のカルミアと同じ構造である(2008/05/17)
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花の着かない枝は春早々に新芽を出して10cm位成長し、秋頃から花芽を伸ばし始める。この花芽を取ってしまえば、来春には葉芽を出して再来年に花芽を着ける。
こうすれば隔年開花は止められる筈である。しかし、毎年半分ずつショボショボ咲くよりは、1年ごとに溢れんばかりに咲く方が、見ていて気分が晴々とする。
![カルミア(エルフ)3](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/03/0000387403/96/img00014593zik6zj.jpeg)
1日後、開いた花が少し多くなったが、次の日の嵐で花は傷んでしまった(2008/05/18)
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花の着かない枝の芽が伸長し新葉を展開した後で、伸長しない枝の先に花が着く。だから、今年の様に花の着く枝が少ないと、花は咲いても展開した新葉の間に隠れて見えなくなってしまう。
この写真も、周りの枝を退けて撮ったものである。来年は、ドバッと咲いた写真を載せたいと思うが、その頃、日本に居ると言う保証は余りない。