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2008.05.31
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カテゴリ:昆虫(キジラミ)


 ここ暫く雨模様の日が続いている。虫も余り現れないが、先日、ウメの葉裏に小さなアブラムシの有翅虫の様なものがくっ付いているのに気が付いた。

 アブラムシにしては少し小さ過ぎる。多分キジラミだろうと思って、マクロレンズで覗いてみると、やはりキジラミの1種であった。

 翅は長いが、体はそれに比してずっと短い。翅端までは約3.5mm、一方、体長は2mmに満たない。


キジラミの1種(その2)1
ウメの葉裏にいたキジラミの1種.体長は2mm弱だが、

翅端までは3.5mm程度ある(2008/05/19)



 先日のトベラキジラミと比べると、体長は約2/3の小さなキジラミである。しかし、腹部の長さと模様は異なるが、翅端までの長さは大体同じだし、頭部、胸部の模様は非常によく似ている。ソックリと言っても良い。・・・と言うことは、これはトベラキジラミの奇形ではないのか?

キジラミの1種(その2)2
横から見たキジラミの1種.前翅の前縁(写真では翅の下縁)に

毛が生えている(2008/05/19)



 原画を拡大して比較してみる。撮影する角度がほんの少し違っても随分違って見えるので、比較は非常に難しい。

 しかし、幾つかの違いを見付けた。眼の後にある肩の部分、形態学的に何と呼ぶのか分からないが、その部分の構造が互いに異なる。また、本種の前翅前縁(前縁脈)には荒い毛が生えているのに対し、トベラキジラミにはその様なものはない。


キジラミの1種(その2)3
前から見ると面白い顔をしている.(2008/05/19)



 ・・・と言う訳で、これはトベラキジラミの奇形ではなく、別種の様である。言うまでもないことだが、種類は分からない。ただ、キジラミ亜科(科とする場合もある)であることは、翅脈の走り方から間違いないであろう。

 北隆館の図鑑に拠れば、日本には約160種程度のキジラミが棲息しているとのこと。本種は、我が家で見つかったキジラミとしてはトベラキジラミ、「キジラミの1種」に続く第3番目のキジラミである。一寸少な過ぎるが、実は、その他にもう1種いる。ゲッケイジュに寄生しているトガリキジラミの1種で、現在種類を調べているが、まだ良く分からない。何れ、掲載する予定である。







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最終更新日  2008.06.01 08:41:15
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