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2010.10.18
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カテゴリ:昆虫(ハチ)


 気が付いてみると、前回の書き込み(9月17日)から一ヶ月も経っている。別にサボっていた訳ではない。毎日の様に虫を探して庭をウロウロ、動物園の白熊の如く徘徊していたのだが、今年の夏の猛暑とやら(私は日本に居なかったので実感がない)の影響らしく、ヤブカ以外の虫の姿が殆ど見えない。

 我が家には初秋に咲く花が少ない。其処で園芸店に行って、虫が特に沢山集っている洋花(我が家の庭には余り相応しくないが・・・)を何種類も買ってきたのだが、時々小型のハナバチやホソヒラタアブがやって来るだけ。やがて、虫集め用に植えてあるセイタカアワダチソウが咲き始めた。しかしこれにも、時折ツマグロキンバエや小型のハナバチ、ヒメハラナガツチバチが来る程度で、例年ならば常に数頭は群がっている筈のキンケハラナガツチバチ(特に)も全くやって来ない。こんな年は初めてである。


 しかし、クチナシを食害するオオスカシバの幼虫と、北米原産シオンの1種(紫花)についたエゾギクキンウワバの幼虫だけは、何故か知らぬが、沢山居た。それが、いつの間にか全く居なくなってしまった。クチナシの方は外庭に植えてあるので良く分からないが、シオンの方はベランダの椅子の横にあるから、その原因はハッキリしている。クロスズメバチである。一日に何回もやって来てはシオンの株の中に入って何やらやっている。エゾギクキンウワバの幼虫を探しているのである。



肉団子を作るクロスズメバチ1


エゾギクキンウワバの幼虫から肉団子を作るクロスズメバチ

(写真クリックで拡大表示)

(2010/10/14)

 上の写真は、そのエゾギクキンウワバの幼虫を解体して、肉団子を作っているところ。シオンの株から飛び出して僅か10秒後位であるが、もう消化管内の内容物を殆ど分離し終わっている。或いは、株の中の見えないところで大体の処理は済ませていたのかも知れない。

 生憎、ハチの留まったところがサンザシの株の丁度反対側で、横からの図を接近して撮影することが出来なかった。その結果として写真はかなりの部分拡大となってしまい、相当に荒れている。サイズも最大幅750ピクセルが限界。


肉団子を作るクロスズメバチ1


肉団子を抱えて飛び去る直前.頭楯の黒紋が口に達していない

(写真クリックで拡大表示)

(2010/10/14)

 クロスズメバチ属(Vespula:スズメバチ科(Vespidae)スズメバチ亜科(Vespinae))は、2005年出版の高見澤今朝雄著「日本の真社会性ハチ」に拠れば、6種7亜種。その内、白黒模様でこの辺りに居そうなのは、クロスズメバチとシダクロスズメバチの2種だけである。この2種の見分け方は簡単、頭楯を見ればよい。頭楯とは、大まかに言えば、左右の触角の根元より下側で口器との間にある部分。

 その頭楯の中央部にある太い錨の様な形をした黒い紋(周囲は白い)が、頭楯の最下部に達していればシダクロ、下部に届かずに口との間に白い部分が残っているのが只のクロスズメバチである。上の写真をみれば明らかな様に、これはクロスズメバチ(Vespula flaviceps)である。


 虫がいない居ないと思っていたら、一昨日辺りから急にやって来る様になった。キンケハラナガツチバチも昨日は多数飛来し、セイタカアワダチソウで花粉まみれになっていた。どうも今年は例年よりも発生が1週間~10日程遅れているらしい。暫く休業状態を強いられていた拙Weblogも、これで漸く再開出来そうである。







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最終更新日  2010.10.18 18:51:41
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