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テーマ:日々自然観察(9874)
カテゴリ:昆虫(ハチ)
上の写真は、そのエゾギクキンウワバの幼虫を解体して、肉団子を作っているところ。シオンの株から飛び出して僅か10秒後位であるが、もう消化管内の内容物を殆ど分離し終わっている。或いは、株の中の見えないところで大体の処理は済ませていたのかも知れない。 生憎、ハチの留まったところがサンザシの株の丁度反対側で、横からの図を接近して撮影することが出来なかった。その結果として写真はかなりの部分拡大となってしまい、相当に荒れている。サイズも最大幅750ピクセルが限界。
クロスズメバチ属(Vespula:スズメバチ科(Vespidae)スズメバチ亜科(Vespinae))は、2005年出版の高見澤今朝雄著「日本の真社会性ハチ」に拠れば、6種7亜種。その内、白黒模様でこの辺りに居そうなのは、クロスズメバチとシダクロスズメバチの2種だけである。この2種の見分け方は簡単、頭楯を見ればよい。頭楯とは、大まかに言えば、左右の触角の根元より下側で口器との間にある部分。 その頭楯の中央部にある太い錨の様な形をした黒い紋(周囲は白い)が、頭楯の最下部に達していればシダクロ、下部に届かずに口との間に白い部分が残っているのが只のクロスズメバチである。上の写真をみれば明らかな様に、これはクロスズメバチ(Vespula flaviceps)である。 虫がいない居ないと思っていたら、一昨日辺りから急にやって来る様になった。キンケハラナガツチバチも昨日は多数飛来し、セイタカアワダチソウで花粉まみれになっていた。どうも今年は例年よりも発生が1週間~10日程遅れているらしい。暫く休業状態を強いられていた拙Weblogも、これで漸く再開出来そうである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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