|
カテゴリ:植物(草本)
クリスマスローズは、我が家の庭の「優占種」で何十株もあり、その根元付近は、程度の差はあるものの、総て写真に近い密度で実生が生じている。恐らく、全部で数千株はあるであろう。
余りに数が多いので、Weblogのネタにしたのだが、去年以外にセイヨウミツバチがクリスマスローズに訪花したことはないし、今年も全く現れていないので、これは今後とも記録的なものになると思われる。
これだけ多数の実生を生じても、恐らく、残るのは僅か数株だけであろう。プランターにでも植え換えてやれば、数百株は残ると思うが、多数のプランターを置く場所はないし、また、これ以上クリスマスローズを増やすつもりもない。 クリスマスローズはキンポウゲ科の毒草であり、これを食草とする昆虫は寡聞にして知らない。また、クリスマスローズを更に増やせば、その面積分だけ我が家の植性の多様性が失われ、訪れる昆虫の種類もそれに比例して分減ってしまうであろう(葉の上は、日向ぼっこをするには良い場所らしいが・・・)。
更に、どうもクリスマスローズには負のアレロパシー(negative allelopathy:他の植物の生育を阻害する)がある様に感じられる。クリスマスローズの密生している所には、余り雑草が生えないのである。だから、クリスマスローズを増やせば、その専有面積以上に多様性が失われることになる。 ・・・と云う訳で、読者諸氏の中には「勿体ない」と思われる御仁が居られるかも知れないが、これらの実生の99.9%は、やがて枯れてしまう運命にあるのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[植物(草本)] カテゴリの最新記事
確かにこれは凄い状況です。
モヤシ工場もかくや、とばかりですが 有毒がゆえに手出しは出来ず(汗) 気の毒な気もしますが、自然淘汰とはこの事なのでしょうね。 うちでは昨年のメリケントキンソウが似たような事で 先日●●って双葉がびっしり、でしたが 昨年、名前が解らなかったので実が出来るまで置いておいた為 判明した時には「痛いっ!!」と思う種がアホほど、、 痛いながらも結構取ったつもりでしたが、、 この春は見かけたら速攻で抜く!と頑張りました。 それでもきっとこっそり育つのが出てくるんやろなと(苦笑) (2012.03.25 22:10:02)
snowrun29さん
>確かにこれは凄い状況です。 >モヤシ工場もかくや、とばかりですが >有毒がゆえに手出しは出来ず(汗) >気の毒な気もしますが、自然淘汰とはこの事なのでしょうね。 ----- 多くは踏まれたり、日陰で日照が不足して、知らない内に無くなります。 >うちでは昨年のメリケントキンソウが似たような事で >先日●●って双葉がびっしり、でしたが >昨年、名前が解らなかったので実が出来るまで置いておいた為 >判明した時には「痛いっ!!」と思う種がアホほど、、 >痛いながらも結構取ったつもりでしたが、、 > >この春は見かけたら速攻で抜く!と頑張りました。 >それでもきっとこっそり育つのが出てくるんやろなと(苦笑) ----- 「メリケントキンソウ」と云うのは知りませんでした。関西以西で猛威を振るっている様ですが、関東にはまだ来ていないのでは?この辺りでは見たことはありません。 (2012.03.26 07:37:33)
照りのある双葉がたくさん出ていますね。本葉は、クリスマスローズらしいギザギザのある葉になりますか?
実生ですと 色や形などイロイロなものが育ちそうです。 育ったら 凄いですねー♪ (2012.03.26 12:17:12)
るる555さん
>照りのある双葉がたくさん出ていますね。本葉は、クリスマスローズらしいギザギザのある葉になりますか? >実生ですと 色や形などイロイロなものが育ちそうです。 >育ったら 凄いですねー♪ ----- お久しぶりです。お元気でしょうか。ここ半年ほど更新が無いので心配しておりました。 当年の春はミツバの様な(かなり固いですが)3葉の本葉が一つ出るだけです。地中海沿岸の冬植物なので、結実後の暑い時期は休眠に入り、秋に入ってまた少し葉を出し、条件が良ければ、次の春にかなり葉を出します。開花するには最低3年、放っておけば5年位かかります。なお、当年の種子を冷蔵庫に入れて種子を騙し、発芽を半年ばかり早くする方法もあります。 (2012.03.26 21:11:30) |