タミル人州政府が誕生 スリランカ、州議会選で野党圧勝
AFP BB NEWS 09月23日(月)00時29分の配信です。タミル人州政府が誕生 スリランカ、州議会選で野党圧勝【ジャフナ(スリランカ北部)=岩田智雄】スリランカの選挙管理委員会は22日、かつて政府軍と少数民族タミル人反政府武装勢力、タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)の内戦の地となった北部州の初の州議会選(定数38)の開票結果を発表し ・・・続きはこちらから私見です。北部タミル人の地域の独立戦争の様相を挺しイーラム戦争と言われ大きなもので26年間に4度の戦争が繰り返されました。スリランカ政府軍がLTTE支配地域を制圧して26年にわたる内戦は終結します。しかし国連はスリランカ政府の戦争はタミル人殲滅の為に行った広範囲の爆撃などの重大な人権侵害だと判断しました。国連はLTTEにも20万人ものタミル人避難民を人間の盾としながら同地に立て籠盛るなど避難民を殺害したとの国際法違反を指摘します。戦争そのものは十数万人対数千人の圧倒挺な数の政府軍に有利な戦いでした。途中からインド平和維持軍100,000人が政府軍側から監視をしながら参戦します。そんな過去の歴史があり内戦状態のタミル人の地北部州で21日、戦後初の州議会選の投票が行われました。定数38議席を争った州議会選挙は開票結果タミル人野党、タミル国民連合(TNA)が30議席を得て圧勝しました。タミル人主導の州政府が誕生するのは初めての事です。ラジャパクサ現スリランカ政権と自治権拡大を目指す州政府が激しく対立する恐れもあります。TNAのウィグネスワラン元最高裁判事は記者会見し北部の独立は目指さず、連邦制を訴えています。ラジャパクサ政権は分離・独立要求が強まることを警戒し、憲法条項の、「州政府に一部権限を委譲」の条項を削除する動きに出ています。ただし、国連、英連邦の監視の中憲法条項を削除出来るかは疑問があります。ヒゲでした。