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2008.11.03
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カテゴリ:書籍・雑誌
 学生時代、姉が一冊の本をくれた。勤務先の社長からもらったが全く興味がないのであげるわ、とのことだった。
 数年前、あまりの貧しさからBOOK OFFに売ってしまったので、タイトルこそ失念してしまったが戦国武将の名言を集めた本で、手元に置いていた15年間は座右の書として何度も何度も読み返し、一言一句を頭に叩き込んだ。
 400年も前の人の言葉なんて―などと侮るなかれ。日々死と隣り合わせに生きた彼等の残した言葉は重く深く、現代にのうのうと暮らす私に多くの指針を与えてくれた。まさに人生のバイブルだった…って売っちゃったくせに失敗

 その代りに新たに購入したのが、楠戸義昭さん著「戦国武将名言録」(PHP文庫)。
慣れ親しんだ名言から初めて知る名言まで、その数200。たとえば…

 ・たとえ折檻を受けても、主人の過ちをただすのが臣たる者のつとめである。わが身をおそれて、自分さえよければ、他人はどうでもよいというのは卑怯である。自分の命は露ほども惜しくはない。それより主人が、世間の外聞を失うことが無念である。(立花道雪

 ・学文の道において油断してはならない。『論語』にいう。学んでも考えなければ深まらない。考えても学ばなければ、独断におちいって危険である。(武田信繁

 ・ちっとも料理心のない者は、情けない心の持ち主である。(伊達政宗

 ・人は生まれながらにして、物を知っているのではない。人の言うことを聞き、また人の雰囲気や外見などを見て、智恵はつくものである。耳に聞くことを第一の利徳とする。(伊勢貞親
  
 などなど。料理嫌いな私に伊達さんの言葉は耳が痛い~(><)
 
 一度手放した名言録を再び購入したのは、上杉謙信の下記の言葉が頭から離れなかったからだ。「上杉謙信公家訓16ヶ条」として有名な、謙信が遺した家訓である。

 ・心に物なき時は心広く体泰なり
 (心に気に掛かる物のない時は、心は広く身体も安らかである)

 ・心に我儘なき時は愛敬失わず
 (心にわがままのない時は、相手への愛と敬いの心を失わない)

 ・心に欲なき時は義理を行う
 (心に欲のない時は、道理ある正しい道を進む)

 ・心に私なき時は疑うことなし
 (心に私がない時は、疑うことをしない)

 ・心に驕りなき時は人を教う
 (心に驕りがない時は、人を尊ぶ)

 ・心に誤りなき時は人を畏れず
 (心に誤りがない時は、人を畏れない)

 ・心に邪見なき時は人を育つる
 (心に邪見がない時は、人を育てる)

 ・心に貪りなき時は人に諂うことなし
 (心に貪りがない時は、人にへつらうことがない)

 ・心に怒りなき時は言葉和らかなり
 (心に怒りのない時は、言葉が和やかである)

 ・心に堪忍ある時は事を調う
 (心に堪忍がある時は、物事をととのえられる)

 ・心に曇りなき時は心静かなり
 (心に曇りがない時は、心は静かである)

 ・心に勇みある時は悔やむことなし
 (心に勇がある時は、悔やむことがない)

 ・心賤しからざる時は願い好まず 
 (心が賤しくない時は、無理な願いをしない)

 ・心に孝行ある時は忠節厚し
 (心に親への孝行心がある時は、主への忠節も厚い)

 ・心に自慢なき時は人の善を知り
 (心に自慢のない時は、人の善を知り)

 ・心に迷いなき時は人を咎めず
 (心に迷いのない時は、人を咎めない)

 宝在心。貴方の心には何があるだろう?
400年前も現代も、状況は変われど人の心は変わらないもんだスマイル





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Last updated  2008.11.04 04:27:54
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