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2013.02.02
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カテゴリ:Queer as Folk
 今回は、前回から引き続いて「Queer as Folk」の2ndシーズンについて簡単に御紹介したい。
 10年ほど前に北米で大ヒットしたこの同性愛ドラマ、主人公であるブライアン・キニー(Brian Kinney)はピッツバーグ1ホットなゲイ。広告代理店に勤めるエグゼクティヴで男盛りの30歳。そして彼の恋人である(といってもブライアンは“愛など信じない”と公言してきた男なので、なかなか認めようとしなかったけど)ジャスティン・テイラー(Justin Taylor)は美術の才能溢れる18歳の学生さん。
 1stシーズンではブライアンに操を捧げたジャスティンがひたすら彼を追っていたが、この2ndからは立場が逆転していくのである。

 思い起こせば20年程前、当時20代前半だった私は二回り年上の男性と恋に落ちた。大人の男性が持つ色気と余裕に惹かれ、本気で愛していが、その男性は「年が離れた恋人同士では、表には出さないだけで年上の方がより強く、深く相手を想っている」というようなことを言っていた。
 その時の私は絶対に自分の(相手に対する)想いの方が強いと思い込んでいたが、いざ自分が年齢を重ねてみると、彼の言葉は正しかったとつくづく実感する。年下の若い相手に本心をさらけ出そうにも、プライドや恥や体裁といった様々なものが邪魔をしすぎるのだ。
 前シーズンではただ格好良さに見惚れていたブライアンの心情に、この2ndシーズン以降は妙に共感してしまうのである。
 ジャスティンに対する愛情の深さは誰の目から見ても一目瞭然なのに、それを言葉や態度に表せないブライアン。“愛なんか信じない”ブライアンが本当の愛に目覚めていくこの2ndシーズンが、私は最もお気に入りなのであーるhart2_pink.gif

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 前シーズンの最後で、クラスメイトのイジメ野郎・クリス(Chris Hobbs)に棒で頭を強打されたジャスティンは何とか一命は取留めたものの、右手の運動機能と記憶の一部に障害が残ってしまった。
 一方、ブライアンもまたジャスティンを救えなかった自分を責め苛んでいた。ジャスティンが昏睡状態に陥っていた2週間は毎日病院を訪れ、未だ血に染まった白いスカーフを密かに肌身に纏っていたほどだ。
 退院後自宅に戻ってからも右手が思うように動かせなかったり、事件のトラウマで人に触れられることを極度に嫌がったり、人混みに出られなくなったりと後遺症に苦しむジャスティンだが、親友のダフネに途中まで車で送ってもらい、何とかバーまで辿り着きブライアンと再会。
 あの日のことは何も思い出せないと言うジャスティンに、ブライアンは事件の詳細を語る。何もしてやれなかったと肩を落とすブライアン。「ブライアンは悪くない」と恐る恐るブライアンに触れ、抱付くジャスティン。そんなジャスティンをブライアンもそっと抱き締める。
 だが母・ジェニファーは後日、ブライアンに息子とはもう会わないで欲しいと告げる。そのことを知ったジャスティンは家で大暴れ。息子が如何に彼を愛しているか、心の支えになっているかを思い知ったジェニファーは、ブライアンに息子を託す。
 ブライアンのロフトに戻ったジャスティンは、ベッドに腰掛けたブライアンが身に付けている血に染まったスカーフに気付いてそっと外す。そして二人は事件後初めて抱き合うのであるが、このベッドシーンがめちゃめちゃ美しい!ジャスティンの心身を思いやってそーっとそーっと優しく接するブライアンの、彼に対する溢れんばかりの愛情に胸がきゅんきゅんするhart2_pink.gif
 更に或る日、人混みの中を恐る恐る一人で歩くジャスティン。その先にはブライアンが両手を広げて待ち構えている。Come on, Sonny Boy!トラウマ克服のリハビリだ。勇気を出して一歩一歩ブライアンの元へ近付いて行くジャスティン、そんな彼を心配そうに見守るブライアン。恐怖を克服し見事辿り着いたジャスティンを抱締め、熱いキスを交わす二人が何とも微笑ましい(^^)このシーンのバックで流れているThe Magnetic Fieldsの“When My Boy Walks Down the Street”という曲も映像とピッタリ合っていていい感じ♪ 
 こうしてブライアンのサポートのおかげで回復に向かうジャスティンであった。

 1stのラストで恋人より親友を取ったマイケルは、勤務先のスーパーを辞め、コミック好きが高じてコミックブックストアを買取ってオーナーに。そこに客として来たベン(Ben Bruckner)と知り合う。大学教授のベンはHIV感染者だったが、二人は恋人同士になった。
 テッドがポルノサイトを立ち上げて大当たりしたり、そのサイトにひょんなことから出演するようになったエメットが富豪のジョージ(George Schickle)と恋に落ちたり、デビーが殺人事件に遭遇したり、ジャスティンが学費稼ぎのために行きつけのゲイクラブ・Babylonでゴー・ゴー・ダンサーになってみたり、リンジーとメラニーが結婚式を挙げたり、ブライアンとジャスティンが二人の間の取り決めを約束したりと色んな出来事があり…。

 そんな或る日、マイケルとジャスティンはスーパーヒーロー話で盛り上がり、共同でコミックを製作しようということに。「Rage」と名付けられたその主人公はブライアンがモデルである。
 後日ブライアンが帰宅すると、部屋中が原稿だらけ。楽しそうに作業する二人をBabylonに誘うも、後で行くよと素っ気ない。結局その夜二人は現れず、ブライアンが帰宅してみるとベッドで眠りこけているマイケルとジャスティンの姿が!しかもマイケルの手が(偶然)ジャスティンの腰に!目の当たりにしたブライアンは嫉妬のあまり怒り心頭、大事な原稿を片っ端から蹴散らした上に放尿する始末。
 翌朝、目覚めた二人は部屋の惨状に茫然。ダイナーにいたブライアンに激しく怒りをぶつける。二人が怒って帰ってから、その様子を見ていたデビーはブライアンに自分の嫉妬心を認めることだと諭す。
 その夜、ジャスティンとマイケルがロフトに戻ると、ブライアンが原稿を元通りに印刷していた。自らの嫉妬心を認めて詫びるブライアンを許す二人。通りすがりにわざと肩をぶつけ、微笑み合うジャスティンとブライアンであった。

 こんなラブラブな二人であったが、ジャスティンの誕生日だというのに何もしてくれないブライアン。代わってリンジーとメラニーがジャスティンをバイオリンのコンサートに誘う。そこで知り合った若きバイオリニスト・イーサン(Ethan Gold)と出会い、二人は徐々に親しくなっていく。イーサンとブライアンの間でジャスティンの気持は激しく揺れる。
 ジャスティンの変化にブライアンは気付くものの、若いイーサンのようにロマンティックに愛の言葉を囁いたり、自分の感情を素直に表に出すことなどとても出来ない。徐々にぎくしゃくしていく二人。そして遂にBabylonにやって来たイーサンとジャスティンはブライアンの目の前で熱い接吻を交わし、手を取り合って去っていってしまう―。
 鳴呼、ブライアンとジャスティンはこのまま別れてしまうのか…?

 とこれまためちゃめちゃ気になるところで2ndシーズン終了。
 如何にジャスティン贔屓の私でもこの時ばかりは「ジャスティン、そりゃないだろ!」と言ってやりたかった。ブライアンの心の痛みがひしひしと伝わってきて、とにかく辛い。まぁこの後もっともっと辛い、心が抉られるようなシーンが続いていくのだけれど…(´;ω;`)
 ホント、年の差カップルって年上の方が表には出さないだけでより強く、深く相手を想っているんだよね。おばはんの私にはブライアンの心情が痛いほど分かる。
 実際にブライアンを演じているゲイル・ハロルド(Gale Harold)とは誕生日が1ヶ月違いの同い年(彼は69年7月生まれ)だから、余計に肩入れしちゃうのかしらん(^^;
 あ、ちなみにマイケル役のハル・スパークス(Hal Sparks)も同年9月、エメット役のピーター・ペイジ(Peter Paige)が同年6月、メラニー役のミシェル・クルーニー(Michelle Clunie)までも同年11月生まれだったりする。なので自分が30歳だった頃をふと思い出したりして(^^)





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Last updated  2013.03.12 17:29:55
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