テーマ:★お菓子★(2818)
カテゴリ:おたべやす 京都 和菓子編
↓ちょっと暗くてピンボケ。 手前がご亭主お手製、というか、主客ともにわいわいきゃあきゃあいいながら作った、主菓子。 銘は、「堅田暮雪」。 堅田とは琵琶湖の西、琵琶湖大橋西南一体の街。 「堅田暮雪」とは、たぶん、近江八景の「比良暮雪」と「堅田落雁」とをもじってご亭主が即興でつけた銘。ご亭主の山居が堅田近く、かといって比良山とまではいかない場所にあるから(もう一つ、理由があるかも知れないが)。 黒粒餡の団子を、道明寺粉と水をレンジでチンして搗きのばした皮で包み、こごり(凍り)餅粉をふりかけたもの。 餡、皮ともに甘さ控えめ。ご亭主が餡に塩を入れるのが好きでないため、道明寺の方に少し。 皮がもっちりとのびて、作りたてで、とてもおいしい。 写真後の伊織の干菓子といい勝負だった。 吹き寄せ ふきよせ 伊織 干菓子 いちょうの葉、ぎんなん、松葉、松ぼっくり、紅葉、栗、きのこなどをかたどった干菓子。 懐紙に包んでポケットにいれて持ち帰った、いちょうと松ぼっくり。 いちょうは、ほのかに州浜のようなきな粉風味があり、不思議なことに、口に入れるとそれがいかにもいちょうの葉のような雰囲気を醸し出す。 松ぼっくりの方も、まさか松ぼっくりの粉が入っているわけではないだろうが、匂いを聞いてみるとどこか松ぼっくりような香り。噛むとこりっとわれて、やっぱり、松ぼっくりの香りがほのかにただよう。 どちらも奥ゆかしい風味。 そして口に含むと、それぞれのそのものらしい風味のせいか、自然に、いちょうや松ぼっくり、吹き寄せ、そしてそういう季節に思いが誘われていく。 *** 花屏風 これはお菓子ではない。 ご亭主が用意してくれた花や客が持ち寄った花を、正客から順に、花屏風に生けていく遊び(というか、もともと、茶道では、花を生けるセンスや技術などを養うために考案された修行のひとつ、真剣勝負、らしい)。 先に生けたられた花を見つつ、全体を考えながら、どうするか、どこにどの花をどう生けるか、を決めていく。 できたものが美しいかどうかということもあるが、生けていく過程も、とても楽しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[おたべやす 京都 和菓子編] カテゴリの最新記事
|
|