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カテゴリ:読書:桐野夏生
桐野夏生さんの「魂萌え」 読みました。 桐野さんの本は、綺麗事ではすまされない現実が しっかり描かれていて 読後はいつも考えさせられます。 と同時に、暗い気持ちになってしまいます。 それでも、手に取るのをやめられないのは、 桐野さんのストーリーと登場人物のキャラクターが 凄くリアルに描かれていてぐいぐい 引き込まれてしまうからです。 今回の話は、いきなり亡くなってしまった主人には 実は10年もの愛人がいたということを 死んだ後に知った妻とその周りの話です。 いきなり、遺産相続といいだす息子と娘。 同じ体験をしていないのに、心配してくれながらも分かり合えない友人。 仕返しにしてしまう行為。 新しい人生。 と実際自分がこつこつと家族のため、子供のため と人生を費やしてきたものに裏切られていたと 知ったとき…の女性の話です。 同じ女性として、大いに考えさせられる内容でした。 そして、自分の親のことも考えてしまいました。 女性にはちょっと読んでもらいたい お勧めの本です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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