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2019.10.08
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誰も見ちゃいないのです。 本当に、誰も。


わたしの履いているスニーカーが。
たとえばスタンスミスだろうと、ゴールデングースだろうと、コンバースだろうと、
ジルサンダーだろうと、マルジェラだろうと、地元で1000円で買ったものであろうと。











「足元を見られる」のは。

わたしのような一般人の、「一般おばはん」の 。
その「足元」を本当に見ている人なんて・・・ 実際には、多分、いない。

わたしが「足元を見られる」のは。

初めてお買い物に行ったお店の、その服や靴のショップの店員さんくらい、なのではないのかな。


誰も見ていない。


そして、その靴を「どのように手に入れたか」なんていうのは。 もっと誰にもわからない。


デパートの直営店で、丁寧な接客を受けながら定価で買ったのか。
個人輸入の代理店で、うんとお安く買うことができたのか、とか。
誰かから譲ってもらったり、お下がりだったりするのか、とか。



まして、その品物を「USED で見つけた」かどうか、だなんてことは。


自分から言わなければ、自分にしか、誰にも、わからないのです。











「これ」が。 欲しかった。

こういうボーダーのスカートなら 何でもいい、のではなく。
この「現物そのもの」が欲しかった。 生きているうちに(笑)穿いてみたかった。


  ************************************


数年前。

もう、「もの」に関してはかなり手放しが済んで、「服」も「靴」相当減らし終えて、
買うよりも、捨て。 とにかく今は、捨てるとき。 

買っている場合ではない!!!  と。

捨てのギアが、常にトップに入っていたような頃の出来事でした。
大好きなショップのWEBページで、この可愛いスカートを見かけてしまったのは。













何が何でも欲しい。



ミニマリストを目指していたわたしが、最後にそう思った服、かもしれません。


もう、服ごときに、そういう気持ちを持つまい、と思い始めていた頃でしたから。
結局は、こんなに捨てることになるんだ。 いちばんリアルに感じていた頃でしたから。 
どうせすぐに、そしてすぐではなくとも・・・ 服は、いつか、必ず要らなくなるんだ。


そういうものを、全身全霊かけて探し、大金はたくことに、どれほどの意味が? 
もう、やめよう、という気付き。


わたしが何を着ていようが。 買い替えようが。

スニーカーを買い替えようが、バッグを買い替えようが、憧れのスカートを手に入れようが、

そんなことは、誰も見ちゃいない。 気にしちゃいないんだ。


嫌という程わかった。 十分に身に沁みた。

そんなことに ずっとずっと必死になっていたわたし。 この馬鹿ちんが!! と。







ああ、わたしの服の一員になる日が来てくれたんですね。 ここへ来てくれて、ありがとう。
                 ( なにげに「センター」だね・笑 )





すごく久しぶりに買った「USED」でした。


最初に服を捨てた時、「USEDで購入したもの」が、たくさん、たくさんあった。
お金がなくなっちゃって、それでも「高いもの」を身につけていると思われたくて(誰に?)
わたしは、USEDを、買っていた。

USEDを、別にそんな気持ちで買ってなどおらぬわ!とおっしゃられるお方も多くおられましょうが、わたしは、そうでした。

良いものをお安く、というよりは

安いお金で高いものを買い、
ああ、この人は「高いものを着てる人」なんだなーと思われたい(だから誰に?)という気持ち。




惨めな虚栄心だけ、でした。





「L'Appartement」のオリジナルブランド「Lisiere」のもの。  もう、今はないのかな?






ずっと欲しかった。 でも、あの時は買えなかった。
お金はあったとしても、ご縁がなくて、ことごとく買えなかった。

全国で、最後の1点までが売り切れてしまった。 市場から姿を消してしまって、諦めた。
どんな服も、恐るべき執念で手に入れてきたわたしが、初めて手に入れられなかった服。


それが、このスカートでした。


そんな話を。

その年のお正月に久しぶりに会った姪っ子としていて(この姪っ子とは服の話が合うの)
スマホに保存していた画像を見せました。


すずひおばちゃんなー、これめっちゃ欲しかってん。でも、もう完売やねん、と。(関西弁・笑)


可愛いなー、可愛いスカートやわー、これはたしかに欲しいわ。 
そんな頑張っても買えんかったん? ツライなぁ、と 25も年下の子から慰められて(笑)

その1週間後でしょうか。
晩ご飯の支度をしておりますと、わたしのスマホがけたたましく鳴って。
姪っ子からの電話でした。


すずひちゃん!売ってるで!!こないだ言ってたスカート、今、目の前に1着だけあるで! と。



当時、大阪に。「ルクア」という新しいファッションビルがオープンしたばかりで。
そこに1点だけ。 なぜかあったのです。 ショーウインドウのボディが、穿いてる、と。

間違いなく、すずひちゃんの言ってたあのスカートや!!!と。


ほんの一瞬見せた画像を、姪っ子は覚えていてくれたのです。
服を好きな子って、そうですね。 
絶対に見間違えたりしないし、こちらの その服に対する思いや「熱量」を、理解してくれる。

姪っ子は、バイトまでの空き時間だったようです。
時間がないのに、彼女はそのお店に突撃してくれました。 サイズを確認するために。


たった1点売っていたそのスカートのサイズは「36」だった。


わたしが欲しいのは「38」でした。


姪っ子は食い下がり、もう一度、他店に在庫がないか、「38」のストックは、本当に国内に
1着もないのかを あたってくれた。


おばちゃんのために、優しい子(;_;)  でも、やっぱり、なかったのです  (;_;)



  **************************************



お金があるときにこそ、謙虚な気持ちを忘れてはならないと、わたしは そう思うのです。

あの時買えなかったのは。 その時ではなかった、ということ。

あの時はお金がなかったのに、 それでもなんとかして、何が何でも買おうと思っていた。

「少しは謙虚におなりなさい」「今なにを買っても、お前は同じだよ」という・・・

天からの「有り難いお知らせ」だったんだな、と、今は、そう思える。




  *************************************




だから、とあるUSEDのショップで、このスカートを見つけた時は、震えた。

震える、というか・・・絶句した。


こんなことってあるのか、と。










ほとんど未使用の・・・ とても状態の良い「新古品」。 


サイズは わたしの、喉から手が出るほど欲しかった「38」でした。 



  ***********************************



今の世の中って、ちょっと、なんでもかんでもすぐに手に入れやすくなり過ぎていますね。
とても便利なんだけれど、すごく怖い。 

買い物は、自分でちゃんと、ある程度の「苦労」をした方がいいのかもしれないです。
買うために「お金を稼ぐ」ところから始まるくらいのストーリーがあった方が、いい。

誰かのお金で買ってもらったものは、それって本当の「買い物」とは言えないのかもしれない。

わたしはなんでも捨てるから、ものに対してひどく無頓着な人間かと思われがちですが、
それはむしろ反対で・・・ 愛するものへの「思い入れ」は すごいです。


だから手放せるし、だから、買う。


買ったものを、すかさず SNS で発信しなければいけないような時代ですね。
少し落ち着いて、ゆっくり見たり考えたり、自分自身が消化する時間が、まるで足らない。


買い物から、「距離を取る」ことが・・・極めて難しい時代です。 


自分がしっかりしていないと、相当しっかりしていないと、簡単に流される。

誰かが買ったものが、すぐに欲しくなる。  要るような錯覚を起こす。

葉っぱが濁流に飲み込まれるように 荒波 

他者から見たら、痛くも痒くもないのだけれど・・・ 葉っぱだって、命がけだ。




  *************************************




買い物と「ほどよい距離」を取っています。 たくさん失敗をして、やっと、そうなれました。


買い物を「放棄する」とか「逃避する」とか「決別!!!」なのではなくて・・・
マーケティングの雑音や騒音、それこそ「虚栄心」からちょっと自分を切り離して・・・


「わたしには何が必要か」「本当に買うべきか」「本当に欲しいのか」に、ちゃんと向き合う。


そういうわたしに、なる。

今、ようやく 赦された気がしている。 このスカートを持つことを。

あの時は、きっと、まだ、これを持つためのわたしの「器」が 全く足りていなかったんだ。


叶う時は叶うし、叶わない時は叶わない。 


それがいい。 それでいいんだ。 一番いいことが起こっている。 なにごとも。    



  ***********************************



わたしの結婚式の時には、まだ、彼女は姉のお腹の中にいた。 1ヶ月半後、誕生した。

その可愛い可愛い姪っ子は・・・ さ来年は、もう社会人だ。

彼女が生まれた時のことや、
あの「電話」をくれた日のことを 昨日のことのように覚えているけれど・・・


ああ、月日は。 こんなにも流れてる。  


変わらないものなんて、何ひとつ ないんだな。


歳をとるわけ、ですね (笑)




        

                                     おわり






しましまスカートとの出会いのエピソードを聞いてくださって、ありがとう。
もう「USED」を買うことは、人生の中でないかな、と・・・ いっときは思っていました。

↓ 更新をお休みした日にも押してくださるお気持ち、とっても嬉しいです。
  「今日もきたよ」「読んだよ」を、いつも、ありがとう。

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ぼろぼろになるまで穿きつぶしたり もう一度USEDを取り入れてみたり 色々なことを試したい。
高く見える、とか安く手に入れる、とかじゃなく・・・この服が大好き、という純粋な気持ち。

そういう気持ちを追求してみたい、心の声に従ってみたいと、思いました ( ´▽`)














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最終更新日  2021.03.28 16:26:28
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