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カテゴリ:福島・宮城の地元ネタ
何の気なしに新聞を見ていたら、先月の27日から31日までの間、福島県高校体育大会の陸上競技部門が開催されていたことを知りました。
会場は、なんと福島市の信夫ヶ丘陸上競技場! そんな所で屋外活動を強行して大丈夫なんでしょうか。県のデータを見ると、この場所の放射線量は、5月12日現在、地上1メートルで毎時2.3マイクロシーベルト、同じく50センチで毎時2.6マイクロシーベルトとのこと。確かに文科省の基準は下回っていますが、決して低い数値ではないだけに、果たして福島市で開催して良かったものなのかは疑問に思います。 小中学生に対し高校生は身体も出来上がっているし放射線感受性も低いとみなされているからか、文科省の基準に対してどうにかして欲しいという声があまり盛り上がっていないのが気になります。高校生は小中学生に比べて通学のため屋外に出ている時間が総じて長くなる傾向にあるし、将来子孫を残すべき立場には変わりない訳だから、もう少し手厚い保護が必要だと思うんですけどね。 高校生についてはもう一点、非常に気になることがあります。 福島県中通りにおいては、いわゆる進学校と呼ばれる高校周辺の放射線量が、総じて高いんです。ちなみに、その進学校を含む中通り北部及び中部の高校の放射線量を県が5月18日に調査した結果は、こちらの通り。いくら進学校とはいえ、放射線量の高い地区に3年間通いたくない、通わせたくないという人が続出するかもしれません。震災前から福島県内では大学進学を機に優秀な人材が県を離れていく人材流出が見られましたが、県が国の基準を上回る放射線対策を打たないのならば、下手すると今後は高校進学でそれが顕在化するかも… 【中古】afb/中学・高校受験用時事問題速攻チェック お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.06.01 21:24:55
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