|
カテゴリ:福島・宮城の地元ネタ
3月20日の日記で、福島第一発電所が建設された経緯について、軽く触れたことがあります。しかし、読み返してみると、当時の認識は今とずいぶん違ってますね。
「福島県産の農産物は今後放射線被害による風評被害が心配されるが、それは流通に限った話で自家消費に関してはその限りではないと思う。地元の農業は我々地元の消費者自身の手で少しでも支えていかなければと思う。」 なんて、とてもじゃないですが今言えません。ただ、それは、 「むしろ大きな問題は、これからやってくるような気がしてならない。」 と私の危惧した状況の通りに事態が悪化している証左なのかもしれませんが… で、話を冒頭の話題に戻すと、これに関して、かなり詳細な記述がなされているブログを、見つけてしまったんですよ。「東京の『現在』から『歴史』=『過去』を読み解くーPast and Present」というブログで、4月上旬に、福島第一、第二の両原発の建設過程について連載的に書かれていたのです。 ◎東日本大震災の歴史的位置ー福島第一原発候補地選定の経緯 ◎東日本大震災の歴史的位置ー福島第一原発の用地買収から建設まで ◎東日本大震災の歴史的位置ー福島第一原発立地の背景 ◎東日本大震災の歴史的位置ー東電関係者が語る地元自治体による誘致の景況 ◎東日本大震災の歴史的位置ー福島第一原発建設における「原爆体験」と「安全神話」 ◎東日本大震災の歴史的位置ー福島第二原発が直面した反対運動 ◎東日本大震災の歴史的位置ー福島第二原発建設反対派の説得における「放射線の安全性」論議 ブログを執筆された中嶋久人氏は文学博士号を持つ在野の研究者とのこと。考察が緻密かつ感情論に流されていないのも頷けます。 なお、これらのブログの内容は、雑誌「現代思想」の6月号にも掲載されているそうです。興味のある方は、ご購入されてみてはいかがでしょうか? 追伸 中嶋氏はその後も原発関連の記事を断続的に執筆されているようです。詳細は、こちらとこちらをご覧ください。また、ブログ内で取り上げられていたこちらの資料も、かなり読み応えがあって面白いです。 【送料無料選択可!】TPPから考える 現代思想 (単行本・ムック) / 青土社 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.06.06 23:53:51
コメント(0) | コメントを書く
[福島・宮城の地元ネタ] カテゴリの最新記事
|