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テーマ:鉄道(22163)
カテゴリ:マヌケな昔話
今年は、只見線が全線開通して40周年となる節目の年だったんですね。
東日本大震災の影響で観光需要など期待できない東北地方ではありますが、只見線に関しては来月の23、24の両日に、只見線全線開通40周年号という名の臨時列車を走らせるとのこと。 時刻表はこちらの通りですが、会津若松駅発9時06分で只見駅着12時38分だから、3時間以上かかる訳ですか。両駅間の距離は88.4キロしかないから、いかに只見線が地勢の険しい地域を走る路線であるかが伺い知れます。 只見線には、学生時代、19年前の夏休みに、一度だけ乗ったことがあります。当時住んでいた福島市金谷川を起点とした場合、会津若松駅から小出駅を目指すルートでは日帰りが不可能だったので、金谷川駅から東北本線⇒両毛線⇒上越線と大迂回し終点の小出駅から会津若松駅へと戻るような形で乗りました。小出駅を出発したのは確か15時前後のことだったと記憶しているのですが、会津坂下(ばんげ)駅で長時間の交換待ちとなってしまいそこで日没を迎えたため、坂下から会津美里町、会津若松市と続く会津盆地の風景は、暗闇ばかりとなってしまいました。坂下以西に展開する只見川の渓谷美を日没前に堪能できたのは良かったと考えるべきなのでしょうが、同じ風景が長時間続き若干食傷気味だったというのが率直な感想であり、しかも只見川はダム湖が連続しているので流れが澱んでおり清冽とは程遠い雰囲気でした。 むしろ沿線風景では、列車1両分が停まれるか停まれないかぐらいの短いホームがあるだけの駅や、只見川にへばりつくように展開する小集落の方が、印象に残っています。そんな所によく線路を敷き駅を設けたなぁ、よく廃止にならないで今まで生き残ってきたなぁ… と書くと沿線地域を小馬鹿にしたような表現になってしまうのですが、そんな地域に暮らす人々の生活の一端を垣間見ることができたのは、良い経験だったと思います。 また只見線に乗る機会があるのかどうかはわかりませんが、もし乗れるのであれば、子供と乗ってみたいものです。彼らにとっても、何か得るものがあるかもしれないし… それとも、ものの10分も乗れば飽きてしまうかな? 只見線 SL会津只見紅葉号 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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