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CAPTAINの航海日記

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2011.06.13
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カテゴリ:東日本大震災
11日の日記で栃木県の放射線量について書いたのですが、放射線量が高かった各学校の位置関係について調べてみると、ちょっと面白いことがわかります。
とりあえず、毎時1マイクロシーベルト以上を記録した学校について列挙すると、

【那須塩原市】
波立小 1.08 大原間小 1.14 厚崎中 1.04 東那須野中 1.12
寺子小 1.02 鍋掛小 1.33 大貫小 1.01 関谷小 1.24
金沢小 1.55 横林小 1.09 箒根中 1.62

【那須町】
伊王野小 1.21 美野沢小 1.20 田中小 1.12 朝日小 1.14
黒田原小 1.08 東陽中 1.22 田代小 1.02
(単位はいずれも毎時マイクロシーベルト。以下同様)

となるのですが、ゾーン的には、那須塩原市の中心地である黒磯の市街地を挟んで北東と南西との二つに分かれるのです。
各学校をそれぞれのゾーンに分けてみると、

【北東ゾーン】
(那須塩原市)寺子小、鍋掛小
(那須町)伊王野小、美野沢小、田中小、朝日小、黒田原小、東陽中、田代小

【南西ゾーン】
(那須塩原市)波立小、大原間小、厚崎中、東那須野中、大貫小、関谷小、金沢小、横林小、箒根中

と、計18校がきれいに9校ずつ分かれてしまいます。
ちなみに、黒磯の市街地にある黒磯小は0.58、黒磯中は0.65と割合低めの数値にとどまっているので、那須地方では二つのホットスポットがあると言っていいでしょう。北西ゾーンの中心は那須町芦野から伊王野にかけて、南西ゾーンの中心は東北自動車道西那須野塩原IC付近と考えられます。
福島第一原発事故の発生後、放射性物質の多くは南東からの風に乗って浪江町津島⇒飯舘村⇒伊達市霊山町⇒福島市というルートを辿った後、今度は北からの季節風に乗って中通りを南下したのですが、各地のデータを詳細に確認すると、どうも素直に南下した訳ではなく、各所で微妙に向きを変えているようなのです。福島県のデータでも郡山市以南では須賀川市の旧岩瀬村や旧長沼町、天栄村、白河市の旧大信村、西郷村と盆地の西端にあたる地域の放射線量が周辺他地域に比べて著しく高いことが確認できるのですが、福島市から南下を始めた放射性物質は郡山市までは比較的素直に南下したものの、ここで風向きが北東からのものに変わったと考えられるのです。
ところが福島と栃木の県境の辺りで真北からの風に向きを変えて那須町や那須塩原市の東部を襲った後、再び北東からの風となって那須塩原駅の上空を通過し、その西部に展開する丘陵の麓の集落に放射性物質を吹き付けるにいたったのだろうと推察されます。
そしてこの風は、矢板市、塩谷町と鬼怒川の北岸を通過して日光市へと至ったと考えられます。風向きは北東から真東寄りへと徐々に変わっていた模様で、鬼怒川南岸の宇都宮市には至らず、関東平野と日光連山との境目にあたる東武鬼怒川線大桑駅付近を中心に放射性物質が降り注いだようです。また、鬼怒川温泉付近も比較的高い放射線量を記録していることを考えると、那須塩原市から国道400号線などを経由して風が吹き抜けた可能性もあります。
日光市の放射線量をつぶさに見ていて気になったのは、市の南西端にあたる旧足尾町でも0.4前後と比較的高い放射線量を示していたこと。同じ日光市内とはいえ旧今市市や旧日光市とは1,000メートル級の山岳で阻まれている地域なので、この数値は意外でした。中通り南部や栃木県北部においては放射性物質が「山裾に吹きつけられる」イメージがあった~だから、南会津郡の放射線量は著しく低いのだと解釈していた~のですが、この辺りでは放射性物質が相当な高度まで拡散していたことを疑わなければならないでしょう。群馬県への越境も十分あり得る状況です。
ここで、群馬県のデータを確認してみたところ、案の定、日光市の真西にあたる利根沼田県民局管内や更にその西隣の吾妻県民局管内で、周辺他地域よりも高い放射線量が記録されていることがわかります。また、当時の群馬県内では北東からの風が吹いていたようで、風の通り道にあたっていたとおぼしき渋川市、高崎市倉渕町、安中市、富岡市、下仁田町といった地域でも、やや高めの放射線量が記録されています。加えて言えば、旧足尾町の南西で境を接するみどり市東町でも、市内他地域に比べて高い放射線量が記録されています(参考)。
となると更に南西の長野県でも… と思ったのですが、県のデータにあたってみると、さすがに原発事故の影響はなかったようです。が、群馬県となると福島第一原発から200キロ前後は離れている訳で、そこまで影響が及んだというのは脅威という他ありません。
そう言えば、福島第一原発から200キロというフレーズで思い出したのですが、原発の南南西200キロほどに位置する千葉県柏市付近でも、局地的に放射線量が高いそうですね(参考)。より原発に近い北茨城市土浦市の方が放射線量が低いので、ちょっと驚きました。こういったスポットは、他にも探せば見つかるのではないかと思います。





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Last updated  2011.06.14 22:08:16
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