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CAPTAINの航海日記

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CAPTAIN@ Re[3]:福島県、2040年の県立高校(執筆予告)(05/08) >情報提供さんへ この話題、当ブログで…
2011.06.20
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カテゴリ:東日本大震災
で、昨日の続きになるのですが、私たちの生活そのものにも、この手の政治力学は影を落としています。
やはり原発事故関連になるのですが、4月以来私たち福島県民に降りかかった「年間20mSv」ルール。私自身もこのルールの根拠は不明確だと思うのですが、一方で、このルールに反対意見を述べる人たちもまた、「年間20mSvでは危険だ、人体に影響がある」ということを、実のところきちんと説明していないと思うのです。
代表的なのが、このルールの設定など政府の原発事故対策を「場当たり的」と避難し内閣参与を辞任した東大大学院教授・小佐古敏荘氏のコメント。

今回、福島県の小学校等の校庭利用の線量基準が年間20mSvの被曝を基礎として導出、誘導され、毎時3.8μSvと決定され、文部科学省から通達が出されている。これらの学校では、通常の授業を行おうとしているわけで、その状態は、通常の放射線防護基準に近いもの(年間1mSv,特殊な例でも年間5mSv)で運用すべきで、警戒期ではあるにしても、緊急時(2,3日あるいはせいぜい1、2週間くらい)に運用すべき数値をこの時期に使用するのは、全くの間違いであります。警戒期であることを周知の上、特別な措置をとれば、数カ月間は最大、年間10mSvの使用も不可能ではないが、通常は避けるべきと考えます。年間20mSv近い被ばくをする人は、約8万4千人の原子力発電所の放射線業務従事者でも、極めて少ないのです。この数値を乳児、幼児、小学生に求めることは、学問上の見地からのみならず、私のヒューマニズムからしても受け入れがたいものです。年間10mSvの数値も、ウラン鉱山の残土処分場の中の覆土上でも中々見ることのできない数値で(せいぜい年間数mSvです)、この数値の使用は慎重であるべきであります。
小学校等の校庭の利用基準に対して、この年間20mSvの数値の使用には強く抗議するとともに、再度の見直しを求めます。

一見もっともな意見を述べているようですが、実は、「年間20mSvを浴びている人が殆どいない」ことを説明しているに過ぎないのです。しかも、地球上には年間20mSvを超える高自然放射線スポットがいくつか存在しておりその地域の住民の健康状態には特に目立った異状がないことが報告されている(参考)はずなのですが、無知だったのかそれとも意図的に隠したのか、小佐古氏はこの現実についてコメントをしていません。
また、このルールには、日本医師会も懸念の意を表明しています。医学的な根拠があっての発言かと思いきや、内容は、

(日本医師会の保坂常任理事は)、「そもそもこの数値の根拠としている国際放射線防護委員会(ICRP)が3月21日に発表した声明では、『今回のような非常事態が収束した後の一般公衆における参考レベルとして、1~20mSv/年の範囲で考えることも可能』としているに過ぎない」と指摘。この“一般公衆における参考レベル”である1~20mSvの最大値の20mSvを限界値としたことの科学的根拠が不明確であり、また成人と比較し、成長期にある子どもたちの放射線感受性の高さを考慮すれば、国の対応はより慎重であるべきとの考えを示した。
そのうえで、成人はもちろん、特に小児については、可能な限り放射線被曝量を減らすことに最大限の努力をすることが国の責務であり、子どもたちの生命と健康を守ることこそが国に求められていると強調した。

と、これまた年間20mSvという数値の根拠の不明確さを批判したにとどまっており、同僚の放射線を浴びた場合子供の人体にどのような影響が残るのかについては、可能性も含めて言及がないのです。医師なんだから、具体的なデータを示して欲しかったですね。例えば癌治療における放射線療法の専門家から「照射した放射線の人体への影響がいかほどであるのか」といった内容のコメントを出すとか、話にもっと肉付けをするべきだったと思うのですが…
繰り返しになりますが、小佐古氏、日本医師会とも、「年間20mSvでは高いから下げろ」という点では一致していますが、年間20mSvの放射線量を浴びると何故危険なのかは説明していません。言い換えると、彼らの主張にも実は全く根拠がないのです。

で、ここからが本題なのですが、小佐古氏と日本医師会には、奇妙な接点があります。
そもそも小佐古氏を内閣参与に紹介したのは彼の教え子で民主党代議士の空本誠喜氏なのですが、空本氏は元々小沢一郎氏が率いてきた旧自由党の一般公募に合格し国会議員を目指すことになった人物です。
そして日本医師会は、医師の団体と言うよりも政治団体としての活動が活発であり、かつては自民党の支持基盤として知られていましたが、昨春に小沢氏シンパと言われる原中勝征氏が激しい選挙戦の末当選し、会長に就任した経緯があります。
一見関連なさそうな二つの糸が、ここで繋がります。
非常に嫌な可能性を語らなければならないのですが、小沢氏及び彼を支持する民主党内の一派は、菅政権を揺さぶりそして引きずりおろすためだけに「年間20mSvは高すぎる!」と息のかかった人物や団体を利用して声高に主張したのではなかろうか? 非常に強い疑念を、抱かざるを得ません。つまり、福島県の子供達を心配したポーズをとりつつも、実は自らの政治的優位性を高めるための「政争の具」として利用した可能性…
彼らが発した情報に、どれだけの家族、親子が翻弄されたというのでしょうか? そのことを考えると、もし私の疑念が真実であるのならば、私は小沢一郎という政治家とその取り巻きを、終生許しません。





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Last updated  2011.06.21 01:40:10
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