|
カテゴリ:その他の都道府県の話
数日前に「日光へ行った後は世界遺産訪問第二弾として平泉へ行こう!」と家族で話したネタを書いたのですが、善は急げ(?)ということで、岩手県の地図とガイドブックを買ってきました(笑)
岩手県のガイドブックは、平泉の他に、石川啄木、宮沢賢治、柳田國男などの文人にゆかりがある盛岡、花巻、遠野といった都市、あるいは雫石、安比、八幡平といった高原リゾートが前面に出ていました。東日本大震災で甚大な被害を被った三陸海岸もまた、復興支援の意味合いもあってか相応のスペースが割かれていましたね。 その一方で、平泉来訪の拠点となる一関市は、観光的には若干地味なイメージがあります。平泉のみならず、15キロ圏内に厳美渓や猊鼻渓といった名勝が点在しその玄関口として機能しているにも関わらず、市内中心部には観光スポットらしいものが殆ど見当たらない。ここがもっと盛り上がりを見せてくれるならば、観光的にも相乗効果が発揮できるのにな~と、もったいなく感じてしまいます。 いろいろ調べてみると、一関市もまた、ゆかりのある文学者を多く輩出した都市なんですよね。有名なのが井上ひさしと阿佐田哲也(色川武大)でしょうか。井上は中学時代の一時期を市内で過ごし代表作「吉里吉里人」の舞台もまた一関市近郊です(大槌町吉里吉里ではない)し、阿佐田は晩年市内に移住していました。また、市内にある進学校・一関一高からは、三好京三、光瀬龍などの作家が輩出しています。 ただ、その資源がまちづくりにあまり活かされていないような気がするのは、私だけでしょうか? 加えて言えば、一関市内は宿泊施設も少なく、現状では滞在型リゾートには向いていないようにも感じます。新幹線が停車し、また東へ60キロほど足を伸ばせば三陸海岸に至るロケーションを考えれば、もっと宿泊施設が充実していてもいいはずです。 岩手県南部の交流人口増加のためにも、一関市中心部がなすべき事項は少なくないように思います。 【平泉 世界文化遺産】 ズンダッタ まめだっちゃ 岩手県一関松栄堂 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.08.28 08:55:57
コメント(0) | コメントを書く
[その他の都道府県の話] カテゴリの最新記事
|