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カテゴリ:東日本大震災
今日は休日。昨日に引き続き、岩手県の地図やガイドブックを覗きこんでは、バーチャル旅行を楽しんでいます。
岩手県の地図を見ていて面白いな~と思うのは、首都圏と東北・北海道を結ぶ軸である東北新幹線沿線のみならず三陸沿岸にも都市が多いこと。南から順に陸前高田、大船渡、釜石、宮古、久慈と五つも市があるし、釜石市と宮古市の間にある大槌町や山田町もかつては人口2万人を超える街でした。 東日本大震災以前にも津波の被害に度々晒されておりかつ他地域とを結ぶ交通網が貧弱な地域なのに(失礼!)これだけの都市が発展した背景には、やはり、豊富な漁場や鉱産資源の存在があったのだろうと推察します。特に後者は、大船渡市の太平洋セメントや釜石市の新日鉄、宮古市のラサ工業といった大企業の工場が進出する契機にもなっています。今でこそ岩手県の工業は北上市や金ヶ崎町を中心とした内陸型工業地域が中心となっていますが、かつては三陸の諸鉱山や八幡平市の松尾鉱山をバックボーンとして鉱工業が発展していた訳です。 そんな街が被災し復興に向けて歩み始めていますが、工業も漁業も見通しが立ちにくい現状を考えると、今後三陸にはいったい何が残るのだろう?とふと考えた次第。さらなる過疎化をできる限り食い止めるためにも、地域の特性に見合った新たな産業の醸成が一刻も早くなされることを、願ってやみません。 ![]() いわて三陸山田町 山田町産いわし使用 いわしチップ(袋) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.08.28 11:07:11
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