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カテゴリ:空中写真・衛星画像
世界中のさまざまな場所が見られるインターネットの地図サイト「グーグルマップ」で、埼玉県行田市の航空写真の地図に黒いもやがかかっている地域があり、一時は「埼玉にブラックホール出現」とネット上でも話題を集めた。
すでに地図は修正されていてもやは消えているが、胸の“もや”を晴らそうと、真相をさぐってみた。 うわさの“ブラックホール”は、グーグルマップで埼玉県行田市を見ると出現した。 「行田市持田」の航空写真を検索すると、地図上に黒いもやがかかっている地域が現れた。 この場所は、市立西中学校と市立西小学校の中間にある土地。 グーグルマップ上では、どんなに拡大しても中央に行くほど真っ黒になり、ブラックホールを思わせるように何も見えなかった。 ただ、8月中旬には修正がなされ、現在は他の航空写真と同じように空からの街の様子を見ることができる。 この現象は、5月には個人ブログなどで「巨大なブラックホールのようなものが現れていた」と紹介され、インターネット上では「埼玉のブラックホール」と一躍話題に。 「撮影拒否」や「虫とかゴミが写り込んだ」といった現実的な推測から、「地下で衛星を狙い打つ電磁波兵器などの壮大な実験をしている」といった想像まで、さまざまな憶測が飛び交った。 実際はどのような土地なのだろうか-。 現場に行ってみた。 現地は国道17号バイパスに近く、水田が所々に広がる住宅地だ。 “ブラックホール”の中心地は、中学校の隣にある、何の変哲のない水田だった。 グーグルによると、航空写真の地図はグーグル自ら撮影するほか、さまざまな会社から提供を受けて作成されるという。 あのブラックホールはいったい何なのか、真相をグーグルにズバリ尋ねたところ、「処理中に何らかのエラーがあったと思われる」という回答だった。 グーグルの担当者は「こうした現象は極力ないようにはしているが、どこかに同じようなものが生じている可能性はある」とも話した。 他の土地にもブラックホールはあるのだろうか。たとえ「処理上のエラー」だとしても、ユーザーの想像力をかき立てるブラックホールへの興味は尽きない。 (msn産経ニュースより) -------------------- これはなかなか面白い記事。 空中写真は撮影時の様々なノイズや画像処理のエラーで色んなことが起こるものだ。 たいていはアップする前に点検で気づくのだが、それが流れてしまうこともあるだろう。 これが様々な憶測を呼んだり、大きなネタを提供している点が興味深い。 現場までちゃんと取材に行っているし(笑) 個人的には話題になることはいいことだと思う。 「ブラックホール」という表現が面白い。 人はちょっとしたことにもミステリーを愛するのだな、と納得した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.09.06 01:19:58
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