|
カテゴリ:測量
東京工業大学の長谷川修准教授らは、人込みでも人や障害物にぶつからず、最短経路で移動するロボットを開発した。
人の動きに影響されずに地図を作り出す画像処理技術で、自分の位置と周囲の状況を学習する。 床に誘導ラインを引くといった準備が不用で、こうした自律移動は前例がないという。 生活環境の中で人に役立つロボットの実現に寄与し、家庭や公共施設、流通サービス業など幅広い分野での利用が期待できる。 全方位カメラと位置制御に使うエンコーダーセンサーを搭載したロボットを使い、何度かロボットが移動することで地図情報を得る。 東工大の学生食堂で混雑時に実験を行った。 学習機能を持つ、持たないなどの条件設定で数回同じ経路を移動させた結果、人の操縦によって複数の経路をたどって学習させた場合、正確に最短経路をたどって自律移動することが確認できた。 (日刊工業新聞より) -------------------- センシング技術の賜物ともいえるロボット。 全方位カメラと画像処理による解析、そして学習機能といった組み合わせは様々な分野への応用が可能で、従来の位置情報技術と組み合わせることでさらなる発展が見込めそうだ。 地図作りや防災の現場においては大きな役割を果たす可能性があるだけに、引き続き注目したい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.09.24 00:42:46
コメント(0) | コメントを書く
[測量] カテゴリの最新記事
|