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カテゴリ:測量
航空測量の道内大手、北海航測(札幌)は、上空からの測量データと航空写真を基に3次元立体(3D)地図を作製するソフトを開発した。
3D地図は、ハザードマップづくりなど自治体の防災用を想定しているが、小中学生の郷土学習などにも活用できそうだ。 同社は東北以北の企業で唯一というレーザー測量機器を保有。 この機器とカメラで上空から地形データと写真を集め、新開発のソフトで処理して精密な3D地図を作る。 地図を見るにはこのソフトが必要だが、上空のさまざまな地点から見た画像が表示でき、山岳や丘陵の断面図を表すことなどもできる。 昨秋、上川管内下川町で実施した試験測量では、町の中心部約78平方キロメートルをレーザーで精密に測量して建物や樹木の高低、地面の凹凸などのデータを収集。 航空写真は950枚撮影した。 この規模の3D地図作製費用は500万円程度という。 (北海道新聞) -------------------- 北海道には優秀な技術もをった測量会社・地図会社が複数ある。 北海航測もそのうちの1社だ。 中堅測量会社ながら、早い段階から航空レーザ測量を導入してノウハウを蓄積してきた成果が今回の3D地図ではないか。 やはり積み重ねがいかに重要であるか再認識させられる。 近頃は元気のなさが指摘される測量・地図業界だが、自分たちの技術と信念を貫く形で活路を見出して欲しいものだ。 それだけに価値のあるニュースだと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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