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2011.06.29
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カテゴリ:測量
奈良県橿原市の新沢千塚(にいざわせんづか)古墳群(4世紀後半~6世紀中頃)で、ヘリコプターからレーザー光を地面に照射する航空レーザー計測を実施した結果、未知の前方後円墳が見つかったと、県立橿原考古学研究所と測量会社「アジア航測」が28日、発表した。

航空レーザー計測は防災目的の地形計測などで活用されているが、文化財への応用は、宮内庁の陵墓参考地に指定されている御廟山(ごびょうやま)古墳(堺市)やコナベ古墳(奈良市)で昨年初めて実施され今回が2回目。

古墳群の主要エリア約100ヘクタールで、レーザー光により3次元でとらえたデータから「赤色立体地図」を作成。樹木のない墳丘の形状が再現され、古墳418基の存在が確認できた。

art11062819010004-p1.jpg

新たに発見された前方後円墳は全長42メートルで、鳥屋(とりや)ミサンザイ古墳(宣化天皇陵)の南西約50メートルの竹やぶにあり、墳丘が低いため古墳と認識されていなかったといい、年代についても不明という。
調査ではまた、長方形墳の端に円墳が乗った類例のない墳形の古墳も確認された。

調査を担当した西藤清秀・橿考研付属博物館長は「大規模古墳と同様に明瞭な墳丘情報を入手できた。今後、築造過程を順序立てて表現することで古代人の気持ちで古墳築造の空間利用を考えることができるだろう」と話している。

新沢千塚古墳群 約600基が密集した古墳群で、昭和37~41年に約130基が調査された。渡来色が強くガラス製碗など大陸由来の珍しい副葬品で知られる。51年に国史跡指定。

(MSN産経ニュースより)
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写真右上のきれいな前方後円墳の南側に小さくあるのだが、正直古墳についてほとんど知識がないので自分には上手く判読できない。
航空レーザと赤色立体地図が微地形を見事に視覚化しているが、これにプロの目が加わることで初めて新しい発見ができる。

古墳は測量技術が強みを発揮することで、既往研究もあるが、今回は発見された古墳そのものの価値が高いのだろうか。
今回の事例を応用した航空レーザ測量の利活用は他の分野でも十分に可能だろう。

精密な計測と解析力の高いビジュアリゼーションが科学の様々なシーンで有用であることは既に各方面で実証されている。
今後さらに発展するためには、様々な分野とのコラボレーションが必要。
センシングにプラスアルファのノウハウを付加すること。
あるいはセンシング結果を異分野の専門家に解析してもらうこと。

需要と供給をすり合わせることで新しい世界が開ける。
古墳の事例はそれを示唆してくれているように思えてならない。





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Last updated  2011.06.29 00:14:51
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