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2011.10.07
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カテゴリ:災害・防災
文部科学省は6日、東京都と神奈川県の上空から9月に航空機で測定した放射性セシウムの分布を地図にまとめて公表した
東京都内では、奥多摩町の北端で土壌中のセシウム濃度が最も高く、1平方メートルあたり6万~10万ベクレル、放射線量は毎時0.2~0.5マイクロシーベルトだった。

9月14~18日に放射線検出器を搭載したヘリコプターを使い、セシウムの沈着量と放射線量を上空から測定した。

最も高かった奥多摩町北端の放射線量は、「ホットスポット」と呼ばれる千葉県柏市や松戸市周辺と同レベルだった。
葛飾区や江戸川区の東部などでも周辺よりわずかに高い地域があった。

23区内や多摩東部の大部分、神奈川県のほぼ全域は、セシウム濃度が1平方メートルあたり1万ベクレル以下、放射線量が毎時0.1マイクロシーベルト以下だった。

今回で関東1都6県と福島、宮城、山形の分布図がそろった。
福島第1原子力発電所から放出されたセシウムが、原発から南西方向に帯状に広がり、薄まりながら首都圏まで到達して土壌に沈着している様子が明らかになった。

政府は航空機による東日本ほぼ全域の汚染地図作製を目指している。
今後、北は青森まで、西は愛知、岐阜、福井の各県まで範囲を広げて測定する。これまでの地図は文科省のウェブサイトで公開している。

(日本経済新聞より)
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航空機モニタリングについては、広域をカバーする最良の方法であるが、精度や分解能は必ずしも万全ではないので、一つの参考値として他のデータも考慮した検証が必要だろう。
それにしてもこの文科省の資料、地図の凡例の閾値や色遣いに意図を感じるのは考え過ぎだろうか。。。?

徐々に放射能の広がりの全容が見えつつあるが、いかにも時間がかかりすぎた。
もっと早くから動いて計測しえいれば、早い段階で拡散状況もつかめたはずだし、食品への影響も含め、早い対応がとれたのではないか。

初動の段階でしっかりとリスクを把握していれば人の身体も心も今よりずっといい状態だったろう。
今となっては速やかに全国の計測を行うこと、そしてモニタリングを継続することを望みたい。

子どもたちの健康は最大の懸念事項だが、それだけでなく、日本中に広がる不安感やストレス。
特に食品に関連する問題は大きい。
放射能をめぐって同じ国の中で深刻な対立が芽生えつつある現実も無視できない所まで来ている。

今大切なこと、そして最優先で守るべきものは何なのか。
国は今一度よく考えてほしい。
それが国家というものの役割ではないか





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Last updated  2011.10.07 00:27:03
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