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カテゴリ:測量
政府機関などのコンピューターにサイバー攻撃が相次ぐ中、今度は、公的な地図を作る国土地理院のサーバーが攻撃を受け、不正に侵入されていたことがわかった。
国土地理院によると、サイバー攻撃を受けたのは茨城・つくば市にある観測データ用のサーバーで、今月13日と27日、IDとパスワードが解析されて侵入されていたという。 さらに、このサーバーを通じて、国内の大学や民間企業のサーバーにも不正アクセスしようとした形跡も確認された。 国土地理院のサーバーには機密情報や個人情報は保存されておらず、大学や企業へのサイバー攻撃も未遂に終わっていて、情報の流出はないという。 国土地理院はサーバーにアクセス制限をかけて再発を防ぐとともに、原因の特定を急いでいる。 (日テレNEWSより) -------------------- 世界的に見れば地図情報は軍事機密とされている国家も多く、サイバー攻撃を受ける下地は十分にある。 しかし幸か不幸か、国土地理院では国家機密にかかわるような情報は保持していない。 したがってサイバー攻撃としては成果は少なかったかも知れない。 それでも簡単に侵入された事実は重いし、今回アクセスされたのが観測データ用サーバであったことも重大だ。 国土地理院の観測データは様々なものがあるが、いずれも測量の基準となったり、地殻やマグマの動きをとらえたりという重要なもの。 万が一改ざんされれば影響は計り知れない。 セキュリティの向上とハッカーのスキルはいたちごっこの様相もあるが、攻撃の対象になり得るという事実を重く受け止める必要があるだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.10.29 01:30:34
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