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カテゴリ:測量
国土地理院(つくば市)のホームページ(HP)が外部から攻撃を受け改ざんされた問題で、サーバー内部に不正なプログラムが仕込まれていた可能性が高いことが28日、内部調査で分かった。
地理院地図情報技術開発室によると、サーバーに本来なかった不正プログラムが置かれた形跡が見つかった。 悪意を持った者がこのプログラムを外部から操作し、改ざんしたとみられるという。 改ざんは20日に発覚し、問題のサーバーを解析して原因を調査中。 測量の基本となる全国の三角点や、地殻変動を監視するGPS(全地球測位システム)連続観測システムの電子基準点のデータが1週間閲覧不能となった。 27日にデータ公開を再開したが、古地図や古い空中写真はまだ閲覧できず、完全復旧は年明けに持ち越しそうだ。 (毎日jpより) -------------------- 昨年二度にわたって攻撃を受けた国土地理院サーバー。 前回は他所への不正侵入の足がかりにされた形だったが、今回は不正プログラムが置かれていたのか。 電子国土や基盤地図情報ダウンロードは復活したが、まだ完全復旧ではないようだ。 国の骨格となる測量データを扱っている以上、改ざんされるというのはあってはならないこと。 まずは原因と侵入者の特定を急いで欲しいが、根本的な再発防止策も必要になるだろう。 以前と異なり、最近は基盤地図情報ダウンロードも点の記をはじめとした測量成果の閲覧も登録制になってはいるが、電子国土をはじめとして不特定多数を閲覧のターゲットにしている素材も多いためどうしても敷居は高くできない。 結局のところ、しっかりした監視態勢を整えるしかないのだろう。 それにしても国土地理院が攻撃の対象になるというのはこれまでゃなかった傾向。 重要なデータが多いだけに、十分に用心してもらいたいところだが… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.01.03 00:49:34
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