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カテゴリ:地図・位置情報サービス
キャドセンターは30日、カメラで撮影した映像に、現在地の地震危険度情報がAR(拡張現実)で合成表示されるiPhone向け無料アプリ「ARハザードスコープLite」をApp Storeでリリースした。
現在地付近の建物倒壊危険度などをグラフィカルに把握することができる。 同アプリは、GPS(全地球測位システム)、電子コンパスなどの情報と連動して、iPhoneのカメラで撮影された実写の映像に、今いる場所の防災情報を合成表示させるアプリ。 自治体や学術機関向けのサービスとして好評だったものを、「Lite版」として公開した。 利用できる情報は、東京23区の避難所情報、火災危険度、建物倒壊危険度情報に限定されている。 避難所情報としては、各自治体から指定されている最寄りの避難所への距離と方向を矢印で示し、避難所までの直線距離も表示する。 災危険度の情報は、度合いに応じて5段階の色分けで危険性度を実写風景の地面と地図上に合成して表示する。 火災危険度は、東京消防庁が測定した、火気、電気器具の出火率や使用状況などに基づく出火の危険性と、建物の構造や間隔などに基づく延焼の危険性とを加味して算出される。 建物倒壊危険度の情報は、建物の種類、構造、築年数や地盤特性などを考慮し、地震の揺れによって建物が壊れたり傾いたりする危険性の度合いをもとに、5段階の色分けで実写風景の地面と地図上に合成して表示する。 なお、同アプリは災害時に使用することを想定したものではなく、防災教育に利用することを前提として作られている。 実際の災害時には、同アプリで参照できる危険度の想定を上回る可能性もあることから、同社は自己責任での行動を要請している。 (財経新聞より) -------------------- 知る人ぞ知る評判だったARハザードスコープ。 Liteは機能が限定されているので浸水深などを見ることが出来ないのが残念だが、新しいツールとして色々と役に立ちそうだ。 同社が説明するように、実際に災害が起こってからというよりは、自分がいる場所のリスクを知ることを含めた防災教育こそが本分。 実際にその状況になってからハザードスコープを見ているのでは遅い。 結局こうした「道具」は使い方ひとつ。 学校での防災教育に使用するのも効果があるかも知れない。 分かりやすいし、ビジュアル的にも興味を惹きやすい。 ただしARばかりでなく、地図もしっかり読めるような防災教育であって欲しいが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.05.31 00:27:51
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