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カテゴリ:交通
千葉市は市民の自転車利用を促す。このほど、市内2カ所目となる自転車レーンを整備。
自転車での走りやすさや坂道の状況を示した無料の地図を作製した。 安全で快適に自転車に乗れる環境を整え、自動車の排出ガスの削減や市民の健康維持につなげる。 自転車レーンを整備したのは稲毛区内にある市道「新港横戸町線」。 車道と歩道の間に最大1.75メートルの幅を青線で区切って確保した。 長さは約1.8キロメートル。交差点内の路上に自転車の進行方向を示す矢印を描くなどして、安全面に配慮した。 整備費は約2200万円。今後さらに新しいレーンを設置する方針だ。 自転車の利用者が最適な経路を選択できるように「千葉市自転車走りやすさマップ」を作製した。 A1サイズで、道幅や歩道の有無などから判断した走りやすさや、坂道の通行の難しさを地図内に段階的に示した。 5000部を印刷し、22日から市・区役所で無料で配る。 市は現在、新しい自転車レーンの整備計画などを含む「自転車走行環境整備計画」を策定中で、今後も自転車利用者数の増加を目指す。 (日本経済新聞より) ------------------------------ 近年自転車と歩行者のトラブルが増えていることもあり、歩行者のスペースと自転車のスペースを分ける動きが加速しつつある。 国土交通省が自転車レーンの整備に力を入れたこともあって、全国でこうした流れが出てきていることは注目に値する。 同省では自転車レーンについて法令で規定することも検討しているというのだから、今後本格的に自転車レーンの確保が進んでいく可能性は高い。 県や自治体によっては、従来の車道部を1車線分つぶしてまで自転車レーンを設置するケースも見られる。 自動車用の車線が減少することで渋滞が生まれることも懸念されるが、様々な社会実験を通じてその効果が測定されつつある。 もっとも、自転車レーンが整備されても、それがどこにあるか知られなければ利用拡大につながらない。 そこで記事にあるようなマップが重宝されることになる。 自転車レーンの有無を明示することで自転車版「走りやすさマップ」が実現するわけだ。 ただし、どれだけ環境が整ったところで、乗る側のマナーが向上しないことには本当の改善にはならない。 そのあたりも今後の大きな課題ではあるのだが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.03.17 02:14:41
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