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ＪＲ東日本は４日、豪華な鉄道の旅を楽しんでもらおうと、東日本各地を３～４日間かけて周遊する観光列車を、早ければ２０１６年春に運行すると発表した。
料金は１人当たり２０万円程度を見込む。

ＪＲ東日本によると、列車は１０両編成で、うち６両が客室で定員は計３０～３５人。
全室をベッドやシャワーを備えた高級感のある仕様にし、ダイニングルームやラウンジで食事や酒を楽しめるようにする。

列車は新たに開発し、著名な工業デザイナー奥山清行さんがデザインを監修する。

ＪＲ九州は１０月から、豪華寝台列車「ななつ星ｉｎ九州」の運行を計画している。

（共同通信より）
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九州に続いて東日本も豪華列車。

移動手段としての寝台列車は新幹線の延伸や飛行機の低価格化、あるいは高速バスとの競争などもあり、衰退の一途をたどった。
その一方で、周遊型の乗り物として豪華列車が見直されている現状は興味深い。

これはいわゆる豪華客船のような意味合いに近いのかも知れない。
料金もそれなりに高いので、「ステータス」「憧れ」の対象として寝台列車が生き残っていく可能性はある。

思えばブルートレインの登場時は「動くホテル」などといわれたもの。
今から思えばベッドも決して広くない3段寝台。
実際の豪華さ云々以上に、やはり憧れの対象だったように思う。

高速化で失われた旅の「移動の楽しみ」を取り戻してくれる象徴的な存在になって欲しいものだ。