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ちずらぼのちずらぶ

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2014.12.31
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カテゴリ:地図
2014年も間も大晦日を迎えました。
今年も一年間駄文にお付き合いいただきましてありがとうございます。

年の終わりに2014年という1年を忘れないよう、印象に残った出来事を振り返っておきます。

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2月:関東甲信で記録的大雪 都心で戦後4番目の27センチ
   大雪で8人死亡、千人超けが 7県15地点で最多積雪
記録的な大雪に見舞われ多くの地点で最多積雪記録を更新したた2月。特に普段積雪が少ない地域が対象となったため、雪に対する備えが薄く、混乱はある意味必然だった。集落の孤立や物流への影響など様々な課題を露呈する出来事でもあった。

3月:消息不明のマレーシア機捜索に協力を--衛星画像サイトがネット利用者に呼びかけ
3月8日に消息を絶ったマレーシア航空の捜索にあたり、Tomnodと親会社のDigitalGlobeが撮影した衛星画像を活用してタイ湾に入った後にレーダー画面から姿を消したBoeing777機の捜索を支援するクラウドソーシングキャンペーンを行った。
世界中で60万人というネットボランティアが自らの時間を割いて、画像を精査したり、気になる物体にタグ付けしたり、web上での捜索に参加したことは特筆もの。
クラウドソーシングやデータ公開の大きな可能性を感じさせるニュースだった。

3月:87の山の標高、1メートル変化 国土地理院、測量法変更
国土地理院が4月1日より全国に1003ある主要山岳のうち87の山の標高を変更することを発表。三角点の標高成果改定により計算し直したためで、その根拠は現在行っているGNSS測量と旧来の測量の測量方式の違いによる不整合の解消、新しいジオイドモデルの反映、そして測地成果2011との不整合の解消など。
このニュースをNHKがなぜか「地殻変動等で」と報道。それに対して国土地理院や測量業界からの突っ込みがなかったのは残念。

5月:「だいち2号(ALOS-2)」の打ち上げ
「だいち2号(ALOS-2)」打ち上げのニュース。先代の「だいち」が光学センサ地図ミッションをメインにしていたのに対して、今回は災害観測がメインミッションのSAR衛星。分解能が向上することで計測、解析、あるいは視覚化といった関連技術も最適化しながら進化していくことに期待がかかる。

6月:マイナビ、「三陸たびガイド」発売、震災・復興関連ページも
拙著「三陸たびガイド」発売。内容的にはいわゆるガイドブック的な要素も含みながら「被災地を旅するヒント集」といった作りになっていて、震災とその後のことを取材した「震災の記憶」という読み物的なページを各地域ごとに設けた。読んで頂いた方々に「三陸を旅したい」と思って頂くことがこの本を作った成果になる。

7月:地理院地図パートナーネットワークへの参加募集
国土地理院が地理院地図パートナーネットワーク事業を発表。地理院タイルのユーザー会的な位置づけで、ユーザー同士の情報交換の場としてはもちろん、開発者からの要望が出せる機会になるし、提供側も市場の動向や様々な意見をフィードバックする貴重な機会となる。

7月:一部の山に関してはGoogle Maps凌駕、山と溪谷社が地図サービス「ヤマタイム」
山と溪谷社がPC向けの地図サイト「ヤマタイム」を公開。登山地図の閲覧や登山行程表の作成、印刷なども可能で、一部の山岳エリアに関してはGoogle Mapsを凌駕するオンライン地図サービスとなる。
従来出版物を生業としてきた同社がオンラインでこれだけのサービスを展開することには驚きを覚えた。

8月:高精度の雨雲予測システム公開へ 気象庁
気象庁が高解像度降水ナウキャストを公開。現在の雨の強さや30分先までの雨雲の動きを、250メートル四方ごとに予測して地図上に表示する仕組みでこれまで捉えられなかった局地的豪雨への活用が期待される。実際このニュースは多くのユーザーの間で話題になっていた。

8月:広島で大規模土砂災害
この夏は豪雨により木曽の土石流はじめ各地で浸水や土砂災害が発生したが、中でも広島で発生した土砂災害は多くの犠牲者を出す最悪のものだった。被害は都市の周縁部に集中しており、宅地造成と自然災害の折り合いについて色々と考えさせられる出来事でもあった。またマスコミの災害報道のあり方についても様々な課題が出た災害だった。

10月:気象庁が火山登山者向け情報提供を改善
9月に御嶽山の突然の噴火で多くの登山者が犠牲になったことを受けて、気象庁は発表する最新の火山情報を登山者等にも迅速かつ的確に提供するため、ホームページに火山登山者向けの情報提供ページを新たに設けた。御嶽山噴火をきっかけに社会全体で火山災害に対する関心が高まっているが、適切な広報の難しさもまた表面化している。

11月:長野県北部で発生した地震
11月22日に長野県北部を震源とするM6.8の地震が発生、震源の深さは10kmと浅く、長野市の戸隠と鬼無里、小谷村、小川村で震度6弱の揺れを記録した。長野県はこの地震を「長野県神城断層地震」と命名したがこの呼称は気象庁の命名とは異なりあまり共有されていない印象。
直下型地震ながら死者が出なかった点で共助が上手くいった例として報道されている。白馬村での住民たちの動きは見事なものだったと思うが、ただし、犠牲者がでなかった要因をそこに集約してしまうのは危険。共助には限界もあるし地域性を加味して考えることも重要。

11月:グーグル災害情報チームが27日の阿蘇山の様子を公開
阿蘇山の噴火を受けて、Googleクライシスレスポンスチームが11月27日に撮影した阿蘇山の航空写真をGoogleマップビューにて公開。国土地理院や大手航測会社が画像を公開していない中でGoogleのスピード感が目立った。

12月:東京メトロ「オープンデータコンテスト」に281件の応募
東京メトロは全線の列車位置や遅延時間などのデータを公開した「オープンデータ活用コンテスト」に、281件のアプリの応募があったと発表。応募数からは関心の高さを感じさせるし、アイディアソンやハッカソン形式でなく、いきなり完成したアプリの公募としたのは(アイディアや技術面で)それなりの確信があってのことなのだろう。
ただしイノベーションには技術と仕組みの両方(加えていうなら動かし続けるためのビジネスモデルも)が必要。この点はまだまだこれから。

12月:ひまわり8号のカラー画像公開 静止気象衛星では世界初
気象庁は10月に打ち上げられた静止気象衛星「ひまわり8号」が初めて撮影した画像を公開。静止気象衛星から地球を撮った画像では、世界で初めてのカラー画像。
カラー化によって黄砂と雲の区別がつきやすかったり、火山灰のモニタリングなども行いやすくなる。上手く利用するには得られた気象情報の伝え方も重要になるだろう。

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今年は災害の多かった年で、関連ニュースが目立った。
また衛星画像やその利用についての記事も多かったように感じる。

地図や地理空間情報に関するテクノロジーは日々進化している。
問われるのはそれをどう利用して社会に還元するのかという点だろう。
減災についてもしかり。
地図・測量業界もさらなる周知のための情報発信を強化していくことが求められている。


2014年は間もなく暮れます。
来る年が皆様にとって良き年になりますように。
そして、本当に本当に、来年こそ世界中が幸せでありますように。





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Last updated  2014.12.31 02:31:36
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