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[Jステーション-広島HOMEテレビ]2015年3月12日放送で、3月15日全線開通の東広島・呉自動車道路を特集していました。
3月15日、呉の交通事情が大きく変わります。国がおよそ1590億円かけて建設した東広島・呉自動車道路が全線開通し、山陽自動車道や広島空港へのアクセスが大幅に改善します。 完成まで、22年の歳月を要したこの道路は、通行料が無料ということもあり、全線開通前から、その効果を期待する声も多く上がっています。 尾道市の観光協会で、観光パンフレットを売り込む呉市の職員の姿がありました。道路の全線開通を前に呉市では、観光スポットを掲載したドライブマップを作成し、県内の観光案内所などに配布しています。 東広島・呉自動車道路は、全長32.8kmで、山陽自動車道の高屋ジャンクションと呉市阿賀インターチェンジを結ぶ無料の高速道路です。2012年にはおよそ4分の3が完成していましたが、途中区間が開通しておらず、利用者は一般道を経由していました。 高速道路や広島空港からのアクセスが悪く、道路事情が観光客誘致の足かせになっていた呉市にとって、全線開通はこれまでにないチャンスです。 一般道を経由する従来のルートは、インター下の交差点が朝夕のラッシュ時に渋滞するのだといいます。国道375号は、片側1車線の道路としては交通量が多く、小さな事故も良く起きています。道路が全線開通すると、一般道を経由することなく、およそ12分ほど短縮できる試算です。 また、呉市内の企業でも、全線開通によって増えると見込まれる観光客に向けた、様々な新サービスを始めています。 呉市を訪れる観光客は、「大和ミュージアム」が開館した翌年のおよそ361万人をピークに、年々減少しています。専門家は、「大和ミュージアム」から他の施設に観光客が広がらず、頭打ち状態にあると分析しています。 課題はまだあります。2013年の閉店後、いまだに活用方法が決まらない「呉そごう跡地」をはじめ、呉市内には空き店舗も目立ちます。地元経済に詳しい専門家は、呉市内の商業機能の低迷化は、人口流出にも影響する可能性があるといいます。 呉市では、閉店中の大型施設を新たに営業する場合、2016年度から改装費の半額を事業者に助成します。開通がもたらす様々な効果を生かすには、呉の街自体の魅力を高め、より多くの人が滞在できる場所になることが必要です。 (Jタウンネットより) ------------------------------- 東広島・呉自動車道路が全線開通したというのは知らなかった。 確かに空港アクセスを考えた場合大きい。 アクセスの向上は大きな一歩だが、これがすぐに観光需要に結び付くのかといえばそう単純ではないように思える。 これまでも広島からのアクセスは決して悪くはなかったのだが、観光のあり方としては広島から呉まで「足をのばす」というイメージ。時間があったら行ってみたい場所という位置づけだろうか。 個人的には好きな街なのだが。 呉での観光といえば大和ミュージアムや海上自衛隊呉史料館など、やはりかつて日本を代表する軍港であったという歴史に基づいたものが多い。これは呉の一番の売り。 しかしそれ以外ではこれといったものはなく、呉単独で観光客を招致するのは現実的にはなかなか難しい。 もちろん新たなテーマ施設を設置する手もある。 鶴岡一人や広岡達郎、藤村富美男、小早川幸二ら多くのプロ野球選手を輩出していることから野球関連の博物館などは可能かもしれないが費用対効果としては微妙か。 もっとも現実的なのは周辺自治体と協力した広域観光エリアの設定だろうか。 呉と同様に魅力的な街ながら交通アクセスに難を抱える竹原や大久野島など瀬戸内海の島々と協力して尾道と広島の間を結ぶ方で「瀬戸内海道」的な見せ方に可能性は見いだせないだろうか。 この地域の財産は何といっても瀬戸内の美しい海だと思うのだが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.03.22 01:59:21
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