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カテゴリ:測量
中国の国家測絵地理情報局はこのほど、4月に起きたネパール大地震で、世界最高峰エベレスト(標高8848メートル)が南西方向へ3センチ移動したとの観測結果を発表した。
エベレストは中国とネパールの国境に位置する。中国の国営メディアによれば、同国は2005年、衛星システムによる観測装置を山頂に取り付けていた。 その後10年間、エベレストは1年間に4センチずつ北東方向へ移動し、0.3センチずつ高くなっていた。 しかし4月25日にネパールを襲ったマグニチュード(M)7.8の地震によって、約9カ月前の位置まで押し戻されたことになる。山の高さに変化はないという。また、5月12日に発生したM7.5の余震による移動は観測されなかった。 専門家の間では当初、地震の影響でエベレストが数メートル移動した可能性も指摘されていた。 ネパール大地震では8000人以上の死者が出た。エベレスト周辺では雪崩で多数の登山者が死傷。今シーズンの登山を中止する決定が相次いだ。 (CNNより) ------------------------------ 雪崩により多くの犠牲が出たエベレスト。 高山における地震災害の事例として大きな教訓を残した。 そもそもプレート境界であるし、こうした地震の例も珍しくないだろう。 そういう場所であることを考えればセンチという値は小さいなという印象だ。 1年間に4センチずつ北東方向へ移動しているところを今回は3センチ戻されたということ。 高さには影響がないとのことだ。 中国による観測なので衛星システムは北斗だろうか。 それにしてもさすがエベレスト。 高山ながら観測装置(日本の電子基準点のようなものを想像しているのだが)がきちんととりつけてあるのか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.06.19 01:27:52
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