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カテゴリ:地図
株式会社パイ インターナショナルは、書籍「マップマニア デザイナーのための地図のデザイン」を6月24日に発売する。観光案内/街歩きマップ/路線図/フロアガイド/アクセスマップなど、さまざまな地図デザインの秀逸な作品を厳選して紹介している1冊。B5判フルカラー340ページの仕様で、それぞれの作品を十分なサイズで掲載しており、しっかりと全体像から細部まで見られる書籍となっている。
雑誌やショップカードなど、さまざまな媒体に地図は盛り込まれているもの。その仕上がりは、見やすさに加え、配色やイラストの入れ方など、デザインによって大きく左右される。本書では、地図の基本的な役割である見やすさを実現しつつも、それぞれの魅力をグラフィカルに表現した作品を収録。産経新聞社のフリーマガジン「metropolitana special issue spring2015」に掲載された東京地下鉄路線図 銀座マップ/新宿マップ/丸の内・八重州マップ、山と渓谷社の雑誌「ワンダーフォーゲル」2014年4月号の「スーパー低山」、The Timesの新聞付録「The Times Culture Review」の「London Poster」など、多彩な作品が紹介されている。 (MdN Design Interactiveより) ------------------------------ これは面白そうな1冊。 テーマが地図デザインで様々な作品が紹介されている事例集のようなものと考えればいいだろうか。 地図は現実社会を抽象化・記号化したものだが、本来デザインについては自由度が高いはず。 近年は測量技術の進化で位置精度が高くなったり、GISや衛星測位の普及で「位置を合わせる」ことに主眼がおかれるようになったことで、逆に縛りができてしまい、デザインの自由度がなくなっていたようにも感じる。 一方でインフォグラフィクスとしての地図のあり方や、3次元データの普及による新たな地図表現の模索など、デザインそのものの伸びしろがある分野であるともいえる。 刺激的なデザインに触れることで地図の新たな可能性が見いだすことができれば面白い。 地図デザインが自由になることで新たな利用法やそれに伴うビジネスが出来てくればなお楽しみだが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.06.25 02:14:33
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