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カテゴリ:地図・位置情報サービス
パナソニックは8月28日、頑丈タブレットパソコン「TOUGHPAD」を用いた「高精度測位システム」を開発したと発表した。
同社のTOUGHPADに衛星電波受信モジュールやワイヤレスWANなどを装備したもので、開けた場所であれば10cm精度で測位できる。 これはGPS衛星による位置情報に加え、すでに高精度の位置が分かっている基地局からの補正データを併用して測位精度を向上させるRTK(Real Time Kinematic:相対測位)を用いるもの。航法衛星が発する複数の周波数の電波のうち一般的な信号のうち1種のみを利用する1周波RTKと呼ばれる方式で、補正データはワイヤレスWANによりインターネット経由で受信する。 パナソニックでは、TOUGHPADの耐衝撃・防水性能を活かし、今年12月より北海道岩見沢市での除排雪作業支援として実証実験に用いる。今後、豪雪地域の自治体やスマート農業など、各種ソリューションに展開するとしている。 (ASCII.jpより) ------------------------------ ここのところ照明器具の工場閉鎖などネガティブなニュースもあるパナソニックだが、優れた技術開発は健在。 記事はタブレットで高精度測位を実現しようというもの。 測量では一般的に使われているRTKをタブレット+ワイヤレスWANによるインターネットで採用して精度を上げる。 また同機は耐衝撃や防水性に優れていることから豪雪地の除雪に応用すべく岩見沢(ここのところ毎年のように雪害に見舞われている)で実証実験を予定しているように、用途は幅広い。 この他農業での利用も視野に入れていることも含めて、高精度ならではの応用事例の可能性がありそう。 値段との兼合いはあるだろうが、低価格で提供できるようであれば面白い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.08.30 02:04:49
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