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ちずらぼのちずらぶ

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2016.11.27
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カテゴリ:GIS
昨日まではそれぞれの日の記事を書いたので、今日は3日間を通じた今年のG空間EXPO全体を振り返っておきたい。

入場者数はWebサイトで公表されているように、3日間合計で19,138名と昨年から微増というところ。
初日が雪にもかかわらず昨年より多かったのは意外ともいえるが、社会科見学(と思われる)の子どもたちがいたので数字的にはそこに救われた感もある。
とはいえ、現状では妥当な数字かなとも思う。

来場者が伸びないのは、ターゲットが絞りきれていないことも大きいかもしれない。

かつての測量技術大会の頃は、何となく業界の総決起集会的な雰囲気があって、地方からも現場で活躍する測量技術者が大勢来ていたが、今ではそのあたりの層があまり来ていない。
業界内の来場者も総じて管理職以上が目立ち、現場でバリバリやっている技術者はほとんど見かけなかった印象。
これは多分に企画や展示が抽象的で、現場のイメージから乖離していることもあるだろう。

会場の科学未来館は文科省管轄ということもあって、ビジネス色が出せない事情もあり、あくまでも「EXPO(博覧会)」。
このアプローチだと測量・地図業界の現場の技術者の参加は多くは望めない。
また会社としても社員を参加させるには何らかのインセンティブが必要で(以前であれば具体的な技術の研鑽や、仕事に直結する人脈の構築といった下心を持てた)、今後は例えば参加者に測量系CPDポイントを与えるなどの特典をつけるなども考えていいのではないか。

また、「EXPO」というスタイルで続けるのであれば、期待すべき来場者は業界の面々ではなく、一般来場者ということになる。
土曜の来場者はそれなりにあることから、広報の対象を変えれば新しいイベントになっていく可能性もなくはないだろう。
とにもかくにも、今の状況はターゲットが中途半端なのではないだろうか。

また、未来館に移って1,2年目に比べると未来館側の(このイベントに対する)力の入り方も変わってきているようで、当初は目玉だったメッセージゾーンが何となく尻すぼみになっている感は否めない。
メインステージも以前は入ってすぐの好位置にあったが、現在では展示の一番奥と条件が悪く、いい登壇者を揃えながらも聴衆があまり集まらないというちょっともったいない状況だった。

展示についてはUAVシミュレーターなどはそれなりの人気を集めていたので試みは悪くなかったと思うが、技術的に前年と大きく変わるようなトピックがなかったこともあって飛びつくようなものはなかった印象。
JAXAが広いスペースをとって頑張っていて、子どもたちを十分に引きつけていたのは良かったが。
この辺は前述したイベント全体のターゲット如何ということになるのだが。

などとネガティブなことを書いているが、個々の企画については個人的には高く評価している。
詳しくは昨日の記事に譲るが、Geoアクティビティコンテストは入口を入ってすぐの吹き抜けのコミュニティスペースを使っているなど立地条件がいいこともあるが、内容もとても面白くて、多くの人が立ち寄っていた。
もしかすると企画者の意図以上に、各プレゼンターの頑張りでそうなっているのかも知れないが、面白さではこのEXPOの目玉といってよく、このイベントだけが独立してもいいのでは?と思わせるほどだった。

ターゲットを明確に絞ってワークショップ形式など参加型で組まれたGeoエデュケーションプログラムも毎年よく練られていて良質。
ここまで毎年の積み重ねも大きいと思うが、今後自治体職員や教員が地理空間情報に触れる機会として定着していって欲しいと切に願う。

各シンポジウムについてはそれぞれにターゲットが明確なこともあり、どの企画もそれなりに人は入っていた。
ただ、7Fと離れているため、下にいて現在どのシンポジウムが行われているのかが分からない。
これは本当に改善して欲しい。
エレベーターホールのところに現在開催中のシンポジウムの情報を出すだけでも十分なのだから(同じこと毎年書いている気がするけど変わらないね)。
あるいは、JPGUでやっているようなG空間EXPOのアプリをつくるのもありだと思う。
今年ようやくスマートフォン用のサイトができたことは評価したい。

シンポジウムでもう一つどうしても改善をお願いしたいのは、土曜日の午後に複数の学会のシンポジウムが重なってしまっていること。
これは好ましいことではない。
いずれもG空間に関連する学会であることから重複する人も多い上に、来場者の食い合いになる状況ももったいない。
どの学会もそれぞれに大会を開催しているのだから、こういう機会には一つにまとまって一日同じ会場でセッションを分けて、一緒にやるからこそできる新しいアプローチで交流を図りながら来場者を巻き込んでいく方が得策であることは明らかだろう。

何となく文句の多い記事になってしまったが、よりよいイベントにしていって欲しいという気持ちに変わりはない。
ともかく、注目を集めることと集客をすること。
これは事務局の頑張りしかないので。





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Last updated  2016.11.27 18:16:43
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