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福島・相馬―仙台、5年9か月ぶり鉄路つながる(読売新聞)
2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震の津波で被災して以来不通となっていたJR常磐線の相馬~浜吉田間(23.2km)が、10日に運転再開した。 これにより、先に開通していた小高(南相馬市)~相馬間と併せて5年9ヶ月ぶりに南相馬と仙台方面が繋がったことになる。 開通した相馬~浜吉田駅間は路盤流出や地盤沈下の被害が大きかったことから、他の区間より再開が遅れた経緯がある。 これまで新地~浜吉田間は直線に近い形で結ばれていたが、海に近いことから新地、坂元、山下の3駅を最大約1.1キロ内陸に移転したことで路線の経路も従来と変更されており、新たに移転開業した各駅の周辺には被災者の集団移転先として住宅街が整備されている。 地理院地図は既に更新されており、新しい経路を見ることができる。 新たに開通した区間は高架区間が多くなっていることが見てとれる。 <路線の形状の比較:右が新たに開通した形状(今昔マップon the webより)> <移転開業した山下駅の前には宅地整備された区画が広がる。旧山下駅は東側の郵便局のあたりにあった。建物や道路の並びに名残をみることができる(地理院地図より)> これでJR常磐線の不通区間は竜田~小高間を残すのみとなった。 現在のところ2017年3月に小高~浪江間、12月に竜田 - 富岡間が復旧予定で、全線再開は2020年と見込まれている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.12.11 01:25:52
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