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カテゴリ:災害・防災
Yahoo!天気・災害「災害カレンダー」に災害直後の自社撮影画像を提供(アジア航測)
アジア航測がヤフーが3月8日から提供を開始する「Yahoo!天気・災害」の新機能「災害カレンダー」に災害緊急撮影画像を提供する。 「災害カレンダー」はユーザーの防災意識を高めることを目的に、過去の災害の記録を報道機関や自治体などから収集してカレンダー形式で提供するもの。 アジア航測では1959年の伊勢湾台風から50年以上、大きな災害が発生した際には、独自の判断で自主撮影を行うことを継続しており、撮影画像は被災状況の把握や災害復旧に利用できるよう、行政機関の関係部署や研究機関・建設会社・報道機関・関連学会などに提供するとともに、ホームページでも公開してきた。 「災害カレンダー」への掲載は、これらをさらに有効に活用しようという試みになる。 ヤフーの災害カレンダーは過去の災害のリマインダーとして、防災意識を高める効果が高い。 当ブログでも「災害記録帳」というカテゴリの記事をこれまで39本掲載しているが、狙いは恐らく同じだろう。 災害には多種多様な被害状況がある。 しかし人はどうしても直近の災害に引っ張られる傾向がある。 関東大震災以降地震で恐ろしいのは火事という共有認識が広がり「地震だ火を消せ」が標語になった。 同じように東日本大震災の後に誰もが津波ばかりを気にするようになったのは記憶に新しい。 しかしそれ以外にも恐ろしい災害形態はたくさんことは、決して忘れてはいけない。 過去の災害を知ることは、災害が日本全国で起こっており、その被害形態も多様であることを認識することにつながる。 加えて、地域固有のハザードや被害のパターンを認識する効果もある。 災害カレンダーがそうした意識向上につながる可能性を秘めた仕掛けだと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.03.08 23:18:34
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