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ターシャの庭 国営放送が取り上げたことで、やっと認知度があがり、アメリカのおばあさんとか、中にはガーデニング王国だからとイギリスのおばあさんだと思っている人もまだいるのかもしれないけれど・・・一人で広いお庭にたくさんの花を育てて暮らしてるおばあさん・・というイメージは定着しているようです。 認知度が上がると同時に、日本から多くの人がバーモンド州のお庭へツアーででかけ、最近では高いお金を払ってみてきた人たちの非難の声をよく耳にします。 行って自分でみたわけでもないのに、行ってきて非難した人の言葉を真に受けて、あたかも知っているかのように、まあ、これは日本の情報番組に振り回される主婦にはありがちな行動ですが・・・ターシャはいんちきだと言う人も居ます。 何がいんちきなのか・・というと 一部しか庭は見せてもらえず、綱を張って立ち入り禁止の草だらけの場所がたくさんあって、写真にあるすべての場所を見せてもらえなかった・・というから、心の底で馬鹿か??と思ってしまいました。 ターシャの庭の写真・・・春から冬まで1年を通して、それぞれの季節に美しい庭として登場する場所がいくつあるでしょうか? それらが、いついっても本や1年を追って撮影したテレビのシーンのように美しいはずがありません。 広大な土地を常に雑草ひとつなく、ターシャが綺麗にしていた・・と、どこかに書いてありましたか? 花を管理する人、雑草を取る人、芝生を刈る人を季節ごとに大勢雇って美しく維持していると・・彼女はテレビで言っていましたか? 本やテレビで放映されたすべてのシーンが見たいなら、1年中通わなければ無理ですね。 本の1つのシーンで雑草が映っていなくても、実際に映っていない場所には雑草が生えていたに違いないと、どうして想像しないのでしょうか? いんちきだと言い切ってしまう愚かな人に、植物を育ていとおしむ庭は持てないでしょう。 ターシャが絵本作家であることも、手仕事をたくさんしていたことも、パーティーなど自分の手作りでしていたことも知っているのなら、広大な土地の雑草を取る時間がどれだけあったか想像するのはたやすいことです。 雑誌の世界やテレビの世界は嘘ではなくても事実ではない 情報に振り回されて生きている主婦たちには、それが理解できていません。 ターシャの本に出ている庭のシーンは決していんちきではありません。 私の庭だって、それに似たシーンを撮影することは可能です。 いいとこ撮りは簡単です。 トレジャーが降るように咲く裏の見えない部分には、届かないからとそのままになっているクヌギの花の汚い塊がはりついていたりしています。 実際に裏からそれを見て、ミーシャさんのブログに出てくる、流れるように咲くトレジャーはいんちきだ!と言うのであれば、はいそうですね、と答えましょう。 ターシャも天国で笑っていると思います。 彼女が望んで本にしてもらったわけでもないし、彼女が望んで日本の番組にでたわけではないし、映ったものはすべて実際に存在したものであって、決してそれはインチキではないのに・・・ 本当のインチキを私は知っています。 本に出ても雑誌の載っても、ああこのひとはインチキよ、と言い切れる人は居ます。 本当のインチキは、インチキだと見てわからないよう、見える部分は上手にカモフラージュするものです。 人の心を打つ庭が、雑草一つない花柄一つ落ちていない、へたをすれば鉢が土で汚れていないような庭でしょうか? 広大なターシャの庭の一部だけ見せるツアーにケチをつけるのは勝手です。 それはツアー会社をインチキだと言えばいいことで、ターシャがインチキだったわけではありません。 管理された庭が好き、管理された植物が好き、管理しやすいバラが好き、管理しやすい人が好き・・管理しやすい子供を作る教育なんていう言葉も思い浮かびますが、人も管理することはできないし、それ以上に植物だって動物だって思う通りに管理することなどできません。 ターシャは決して庭を管理したり動物を管理したりしたいと思ったことはないのではないでしょうか? 私はもちろんバーモンド州にあるお庭を訪ねたこともないし、ターシャとお話したことだってありません。 真実は解りませんが、商業ベースにしてしまった人たちがいることだけは確かなことでしょう。 儲けるという言葉の裏には、損をする・・という言葉が存在するってこと、誰だって知っていることですね。 情報に振り回されている人が、損をしたからとインチキだと叫ぶのは、愚かなことだと思います。 私は雑草だらけのターシャの庭を歩きたいし、ターシャが愛したコーギーやバーモンドの景色を見たい! インチキだっていう情報に多くの主婦が降りまわされて、バーモンド州へ行く人が居なくなったら、一人旅しようかな~~
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