八ヶ岳南麓より

悲しい記事を目にしました。
廃棄するきゅうりをみた女性が欲しいと申し出て断られるとこう言ったそうです。

私は「廃棄するくらいなら、もらってあげる」っていってるの。 こんな農家が多いから、フードロスが減らないのよ。あなた、もっと考えて農業をやりなさい！

恐ろしいけれどありがちです。

農家のかたは、販売できないものができてしまうのは、この気候では仕方ない
それを無料で配り美味しくないと思われても困るし、少しでも規格外なら無料でよこせと言われてももっと困るからお断りしたのでしょうね。

フ一ドロス
果樹園でも穴を掘って投げ込むほどたくさんのロスがあります。
カメムシに穴をあけられたものは販売できませんから仕方ない
ジュ一スにするまで置いておけない暑さで腐るだけ、捨てるのが正しい道だと思います。
あまり美味しくなさそうなら販売しない覚悟はファ一マ一には必要です。
ファ一マ一としてどんなに頑張っても、実るものの味がみんな同じではありえない。
その現実を身に沁みて感じると、果樹園なんかやってられません。
本当に美味しいかしら？
全部味見してから販売したいと思う日々。




ここが気に入ったの？

朝行くといなかったチャップリン
夫が姿を消したら出てきました。
昨日、ゲ一ジに入ったチャップリンを病院へ連れていったおじさんを用心していたのでしょう。
現れたチャップリンを見て、ノワールは小さな体を大きくみせて、毛をたてるようにして低い声を張り上げました。
それでも平気なチャップリン
また階段を死守！
困りました〜

さくらネコになった人なつっこいチャップリンをどこかで外ネコ、地域ネコにして欲しい！
さくら猫知らない人ばかりだから、ここでは無理！

ちょっと気温が下がり、山から降りてきた若いご夫妻が宝探しといいつつ、上手に美味しそうな実をたくさん購入してくださいました。
送ってくださるそうです。
あまり多くを語らなくても農業について理解下さっているのでしょう。
優しい芸術家タイプの若いご夫妻にお会いできるのは幸せなことです。

たくさんではないけれど、幾つもの幸せな出会いを私にくれた果樹園
やらないでいたら出会えなかった人達に感謝しながら、
限界は近いけれど、今は立ち止まらないで走り抜けます！