カテゴリ:エセ軍事マニアの呟き
本日15日、長崎県佐世保市にある三菱重工業(株)長崎造船所にて建造が進められていたミサイル護衛艦『あたご』(DDG177)が完成し、同所にて引渡式および自衛艦旗授与式が挙行されました。
*『新型イージス艦が配備に 海上自衛隊の「あたご」』<サンケイスポーツ電子版> (注:上記リンク先は時間の経過により削除される可能性があります) あたご型ミサイル護衛艦は海上自衛隊5隻目のイージス・システム搭載艦で、4隻が建造されたこんごう型ミサイル護衛艦の拡大発展型です。MD(ミサイル防衛)に対応した最新のイージス・システムであるベースライン7を装備し、こんごう型に比べてさらにRCS低減化を進めているほか、哨戒ヘリコプター1機を搭載する格納庫を備えているのが特徴です。ただし、順次MD対応改修が加えられているこんごう型とは異なり、『あたご』は日本のMD参加が決定される前に予算化されたため、就役段階ではMDへの対応能力はなく、今後対応するかどうか検討されるようです。 今回就役した『あたご』は第3護衛隊群第63護衛隊(舞鶴)に配備され、入れ替わりで同隊所属の『しまかぜ』(DDG172)が護衛艦隊旗艦となる『さわかぜ』(DDG170)の後継として第2護衛隊群第62護衛隊(佐世保)に配備されることになります。今後は、同じく三菱長崎で建造中の2番艦『あしがら』(DDG178)が2008年に就役予定で、海自のイージス搭載艦は6隻態勢となり、世界的に見てもスペイン海軍(アルバロ・デ・バサン級ミサイルフリゲートを4隻保有、1隻建造中)と並んでアメリカ海軍に次ぐ規模となります。といっても米海軍のイージス艦の頭数とは雲泥の差があるけど(笑) さすがに『あたご』を見るためだけに舞鶴まで出かける度胸も暇も金もないので(苦笑)、何かの機会で呉にやってくるのを待つしかないですが、来年『あしがら』が配備されるのは『あさかぜ』(DDG169)の後継で第4護衛隊群となる可能性が高いと思われるので、それなら呉で見る可能性も少しは高まりそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.03.15 22:00:10
コメント(0) | コメントを書く
[エセ軍事マニアの呟き] カテゴリの最新記事
|
|