テーマ:Macの総合情報(542)
カテゴリ:リンゴ使いは世界の片隅で哀を叫ぶ
ソフトバンクモバイルが7月11日に発売するiPhone 3Gの価格と料金プランが昨日発表されました。
注目されていたiPhone 3Gの本体価格ですが、新規契約で『新スーパーポーナス』という24回払いの特別割引制度で購入する場合、実質負担額は8GBモデルが月960円×24ヶ月=23,040円、16GBモデルが月1,440円×24ヶ月=34,560円となります。これは2年間の利用継続を前提にしたプランで、一括払いだと7~8万円前後の模様。一応、建前的にはアメリカでの販売価格とほぼ同等ということになります。販売はソフトバンクモバイルの販売店だけでなくアップルストアでも行うようです。 なお、SIMカードはiPhone 3G専用となるため、他機種からの差し替えはできません。 一方、iPhone 3G向け基本料金プランは現在の『ホワイトプラン』をベースにした『ホワイトプラン(i)』(月額980円)のほか、『ブループラン(i)』『オレンジプラン(i)』を選択可能で、『S!メール』が利用できない代わりに専用ドメイン(@i.softbank.jp)を付与する専用メールサービス『Eメール(i)』が無料で利用できます。合わせて、『留守番電話サービス』『割り込み通話』『グループ通話』をセットにした『基本オプションパック(i)』(月額498円)も提供されます。 また、通信料プランは、『S!ベーシックパック』(月額315円)と新設されるパケット定額使い放題プランである『パケット定額フル』(月額5,985円)の加入が必須とされています。 例えばiPhon 3Gの8GBモデルを『ホワイトプラン(i)』で契約する場合、ユーザーは最低で基本980円+ベーシックパック315円+パケット定額5,985円+本体割賦960円=月額8,240円を負担することになります。 注目された本体価格は(2年間の分割購入であれば)一応安くなっているものの、月額利用料金がトータルで7,000円台と高めになる点がWeb上では早くも「iPhoneの性能を考えれば妥当」「ソフトバンクお得意の悪しきボッタクリ」等々と賛否両論になっているようです。まぁWebとシームレスに連携でき、パケット通信が従来の携帯電話端末に比べて格段に多くなると思われるiPhoneのポテンシャルを考えると5,985円という価格設定も決して高いとは言えないかもしれませんが(ちなみにNTTドコモのフルブラウザ対応パケット定額プランであるパケ・ホーダイフルも月額5,985円)、それほどヘビーでないユーザーには敷居が低いとはお世辞にも呼べない感があるのは否めない気がします。auのような2段階定額制やパケット従量制のサービスも用意してほしいところでしょう。 こうなってくると、もし他の日本の携帯電話キャリア、ぶっちゃけ言えばNTTドコモが今後iPhone 3Gの販売権を獲得した場合にどんな価格&料金プランにしてくるのか興味が湧いてきます。ソフトバンクと似たような販売条件では恐らく勝負にならないでしょうし、パケット定額プラン等でソフトバンクと差別化を図ることを否応なく求められることになるのは想像に難くないでしょう。 まぁ何はともあれ、来月発売されるiPhone 3Gがこの販売条件でどれほど日本市場に受け入れられるか気になるところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.27 01:43:37
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