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くれーじーくえいる ぶろぐ

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2008.12.20
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テーマ:ゴルゴ13(71)
 1クールごとに変わるというどこぞのガンダムSEEDのオープニングテーマみたいになっている(笑)『ゴルゴ13』アニメ版のエンディングテーマですが、通算4曲目にして恐らく最後となる新しいエンディングテーマが決まったようです。担当するのは三枝夕夏 IN db、これまたGIZA studioのアーティストです。公式サイトで曲をちょっとだけ聴きましたが、またオンエア前から合わないと酷評されそうな曲風・・・(苦笑)

〔Target.37:クリスマス・24アワーズ〕  原作:リイド社SPコミックス第52巻収録(1980年初出)

CAST  ドール:高山みなみ  トミー・ナバロ:渡部猛  ジェニファー:斉藤恵理  チャーリィ:小野塚貴志

 Dec.24th,10:00 am -  雪化粧したアメリカ・ミネソタ州のとある街。警察に拘留中だった犯罪組織の幹部トミー・ナバロはこの日、24時間だけの保釈が認められて久々に娑婆に出た。そんな彼をタクシーで迎えにやってきたのは、彼のボスである"ビッグ・アンディ"ことアンドリュー・シャピロが寄越してきた娼婦のジェニファーだった。思わぬボスからのクリスマス・プレゼントに大喜びしたナバロは、彼女と共に市内のリイド・ホテルへと向かう。だが、そのタクシーをゴルゴ13が車で密かに尾行していた・・・

 Dec.24th, 8:00 pm -  クリスマスパーティーで賑わうリイド・ホテルのホール。そこのバーカウンターに姿を見せたのは、このホテルの警備を預かっている女性探偵のドールだった。せっかくのクリスマス・イブだというのに、隣町では昨日レイプ殺人が発生、路上強盗や宝石強盗も起きており、ドールは逃走中の犯人がホテルに滞在している可能性も考えて気の抜けない一時を過ごしていた。と、そこへ目付きの鋭い一人の東洋人の男が現れた。彼を一目見て気になるものを感じたドールはフロントに照会。ホテルの1801号室に宿を取った彼はデューク・東郷と名乗り、ブラジル国籍の作家だと称していた。ドールは彼が作家などではないと察し、バーカウンターで一服する彼にダンスの誘いをかけるが、彼=ゴルゴ13は仕事があると言って去ろうとする。そこへ、パーティーに紛れ込んでいたスリのチャーリィがゴルゴ13の懐を狙ってくるが、ゴルゴ13はあっさりその手を捻り上げると、この男を告訴する気はないとドールにチャーリィの身柄を託して部屋へと戻っていった。
 注意深く刺すような視線、変わり身と攻撃性の速さ、自分を一目でホテル探偵と見抜いた洞察力・・・ドールは相手が只者ではないと確信する。腕を折られて敢えなく追い出されるチャーリィだったが、彼は手を伸ばした相手の懐に拳銃が入っていたとドールに告げる。

 Dec.24th, 9:00 pm -  ドールは拳銃の装弾を確かめると、例の東洋人の正体を確かめるべく1801号室へと赴く。部屋に入ったドールは先程ホールで自分と踊ろうとしなかった理由を問うが、ゴルゴ13は相手にせず出て行くよう促す。ドールは彼の正体とこのホテルに来た理由を知るまでは出て行けないと食い下がるが、それは探偵であるあんたの仕事だろうとゴルゴ13は返す。ホテルの安全を守る探偵の職務として、ドールはこのホテル内での変な真似は絶対に許さないと宣言。部屋を後にした彼女は、彼はレイプ殺人犯でもなければ強盗をやるようなチンピラでもない、一流のプロの犯罪者だと悟る。

 Dec.24th, 10:00 pm -  同じリイド・ホテルの一室にジェニファーとシケ込んだトミー・ナバロは、ボスであるアンドリュー・シャピロに電話を入れていた。ヘマをして警察に捕まるハメになった彼だが、組織や組織のことは一言も口を割っていないと答え、ジェニファーとの甘い一時に浸る・・・

 Dec.25th, X'mas 9:30 am -  クリスマスの朝を迎えたリイド・ホテル。フロントに顔を出したドールは1801号室の例の東洋人について確認するが、特に動きはないという。その頃、ゴルゴ13は室内でM16A2を手に"仕事"にかかろうとしていた。
 一方、ジェニファーとの一夜を満喫したナバロはチェックアウトして彼女と別れ、一人徒歩で街へと繰り出していった。それと入れ替わるように保安官がホテルを訪れ、ドールにトミー・ナバロについて訪ねる。アンドリュー・シャピロの組織の幹部であるナバロは2週間前に数々の組織犯罪の容疑で警察に検挙され、昨日から24時間限定で保釈されていたが、その直後、州警察からシャピロの組織が彼を消そうとしているとの情報がもたらされた。シャピロの組織には某大物上院議員との黒い関係も疑われており、ナバロの口からそれらの情報が漏れるのを恐れて口封じに動いたらしい。保安官は今朝になってナバロと娼婦をリイド・ホテルに送ったタクシーの運転手を突き止めてホテルにやってきたのだった。すでにホテル内に刺客が送り込まれている可能性を考え、ドールは急いで保安官と共にフロントに確認するが、ナバロはすでにチェックアウトしていた。
 そのナバロは歩道を一人歩いていたが、急に頭上から鏡の光を当てられて振り返る。その瞬間、ホテルの窓からゴルゴ13の放った銃弾が彼の眉間を貫いた! 玄関先で見かけた男がナバロだと気付いて外へ飛び出したドールと保安官が目の当たりにしたのは、通りの歩道で眉間を撃ち抜かれて事切れたナバロの姿だった・・・
 ホテルに戻ったドールは、チェックアウトしてホテルを去ろうとするゴルゴ13と遭遇。彼がナバロを狙う刺客だったと悟り、声をかける。「例を言うべきなのかしら、ホテル内での事を避けてもらえて・・・」応えることなく去っていく彼をドールは静かに見送るのだった。

 Dec.25th, X'mas 10:00 am -  ゴルゴ13は一人、雪の街角を歩き去っていく――――――


○○○○○○

 今回も前回に続いてYahoo!コミックの『The Archive Selection of GOLGO13』で原作をチェック。クリスマス直前の放映回ということで、ゴルゴ13シリーズでクリスマスを舞台にした作品といえばこれしかなかろうと当初からアニメ化を予想してましたがビンゴでした(笑)

 本作はゴルゴ13シリーズの中でもちょっと異色作で、『ゴルゴ13 vs ホテル探偵ドール』とサブタイトルが付いている通り、原作者のさいとう・たかを先生の別作品である『ホテル探偵DOLL』とのクロスオーバー作品となっています。
『ホテル探偵DOLL』は1980年にビッグコミック増刊で短期連載された全17話の劇画で、世界70数ヶ国で150軒以上を擁する巨大ホテルチェーン『サンライズ・ホテル』を舞台に、ホテル内の警備を担う専属の女性探偵ドールがホテル内で起きる様々な事件・騒動に立ち向かう姿を描く作品です。本作繋がりで読んでみようと思っているのですが、単行本全3巻はすでに絶版で、小学館のMy First BIGからリバイバル出版されているものの田舎の悲しさで未だ見つけられていません(苦笑)なお、アニメ版ではホテルの名前は"リイド・ホテル"に変更されていますが、これってもしかしてリイド社に引っかけたか?(笑)
 ちなみに、ゴルゴ13シリーズでは他にも『カリフォルニア軍団』で男性のホテル探偵が登場しますが、こちらはゴルゴ13を金づるになると睨んで近付こうとするも「俺は安葉巻の匂いが嫌いなんだ」と相手にされず、最後はモランド大佐率いる"カリフォルニア軍団"とゴルゴ13の戦闘に首を突っ込んで命を落とすというマヌケなキャラクターでした(笑)

 犯罪組織の幹部の口封じを依頼されたゴルゴ13と、ホテル内での犯罪を防ぐべく彼と対峙するドール。片や凄腕の暗殺者、片や美貌の女性探偵というそれぞれのプロフェッショナル同士の静かな腹の探り合いが印象的な本作。標的がホテルをチェックアウトして外に出るのを待って外で正面から撃たれたように見せかけて狙撃するというゴルゴ13の行動は、自らの命を賭けてホテル内の安全確保に尽力するドールに対して彼なりに彼女の顔を立てたと見ることもでき、例え自分と対立する立場であってもプロとして己の職務に忠実に取り組む相手に対しては一定の敬意を持って接するというゴルゴ13の性格が窺えます。
 一方、ゴルゴ13とドールの対峙の陰に隠れた形ですが、ゴルゴ13の標的となった犯罪組織の幹部トミー・ナバロのピエロっぷりも別の意味で印象的です(笑)自らのミスで警察に拘留され、組織のことは絶対に喋らないとボスに豪語していたナバロですが、当の組織はすでに彼を見限ってゴルゴ13を刺客に送り込んでおり、保釈された自分を迎えてくれたセクシーな娼婦も裏を返せばボスからの体のいい餞別だったというわけで、ある意味では組織に捨てられた男の愉快で哀れな末路を描いたものといえるかも。
 美貌にして射撃の名手でもあるドールは原作ではS&W系らしき長銃身のリボルバーを使用していますが、アニメ版では今風に自動拳銃になるかと思いきやコルト・パイソンでした。管理人の記憶が間違ってなければアニメ版でコルト・パイソンが出てくるのはこれで3回目・・・アニメ版のスタッフってホントにパイソン好きだな(笑)

 今回のドール役を演じたのは高山みなみ。直近では『機動戦士ガンダム00』のカティ・マネキン役や『ゲゲゲの鬼太郎』の鬼太郎役等でお馴染みですが、ここは女性探偵役ってことで『名探偵コナン』の江戸川コナン役繋がりでの起用なんでしょうか。あと、『動作・24分の4』のドン・ジョバンニ役に続いての出演となった渡部猛がトミー・ナバロ役を好演しておりました。





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Last updated  2008.12.21 23:45:36
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