カテゴリ:エセ軍事マニアの呟き
先の来年度防衛予算概算要求等で、航空自衛隊の戦闘機部隊の大幅な配置変更が明らかになりましたが、三沢基地(青森)の部隊改編について新たな情報が出てきました。
現在三沢基地に所属するF-2戦闘機を装備する2個飛行隊のうち、第8飛行隊を築城基地(福岡)に移動する方針がすでに示されていますが、昨日の東北の地元紙の報道によると、残る第3飛行隊についても2020年度に百里基地(茨城)に移動する方針とのことです。三沢基地には第8飛行隊移動後の2017年度からF-35A戦闘機が順次配備される予定で、2020年度までに22機態勢とする計画ですが、同年度の第3飛行隊の移動後には2個目のF-35A飛行隊の配備に着手する模様で、時期未定ながら将来的には三沢にF-35A飛行隊2個が編制されることになります。なお、来年度予算で導入されるE-2Dアドバンスド・ホークアイ早期警戒機の最初の2機についても三沢基地に配備する方針が併せて示されています。 築城のF-2×2個隊化で南西シフトの方針が明確にされていますが、さらに第3飛行隊も百里に移して三沢を完全にF-35A飛行隊の巣にするという流れになるようで、長らく支援戦闘機2個隊態勢で北方の守りを担ってきた三沢基地の歴史は大きく変わることになるわけです。 今後百里に集約されるF-4EJ×3個隊(偵察飛行隊含む)は三沢でのF-35A飛行隊新編により順次廃止されると思われるので、2020年度以降の空自戦闘機部隊の配置は概ねこのようになるでしょう。 ・千歳:F-15J×2 ・三沢:F-35A×2 ・百里:F-2×1、F-4EJ×1(偵察飛行隊。将来戦闘機部隊化&F-35Aに改編?) ・小松:F-15J×2 ・築城:F-2×2 ・新田原:F-15J×1 ・那覇:F-15J×2 新田原がF-15J×1しかないのが若干不安ですが、築城と那覇に2個飛行隊ずつ配置+小松からのカバーも考えれば1個だけでも充分ってことでしょうか。もし不安なら百里から1個飛行隊を移す手もあるでしょう。その場合百里が手薄になってしまいますが・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.09.25 10:40:26
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